女子W杯決勝トーナメント、日本対オランダをみる。
さほどテクニックがあるとはおもえないオランダなのに、
日本は相手のサッカーにつきあってしまい、
なかなかパスをつなげない。
それでも だんだんとオランダのやり方になれてきて、
前半のうちに1-1においつき、なおもせめつづける。
結果からいえば、点をとれるときに、
しっかりとれなかったのがいたかった。
あとになって そのツケがまわってくる。
後半終了間際に、熊谷がハンドをとられ、
PKをきめられてかちこちをゆるす。
アディショナルタイムをうまくしのがれ
そのまま1-2で試合をおえた。
ゴールキーパーの山下は、なんどもファインセーブをみせていたし、
クロスバーにきらわれるシュートがあったりと、
もうすこしで点がはいりそうなのに、
ながれをいかしきれない。
熊谷のハンドにしても、微妙な判定だったし、
内容からいえば、日本のほうがまさっていた。
まけた気がしないのに、日本はベスト16どまりとなり、
決勝トーナメントの1回戦ですがたをけす結果におわる。
ただ、この試合だけをみれば、日本はかてたかもしれないけど、
大会ぜんたいでとらえると、いまの実力におうじた結果だった。
よかったのはグループリーグのスコットランド戦ぐらいで、
あとの試合は、決定力不足がそのまま結果にひびいた。
つよかったのは、イングランドだけで、
あとのチームはそれほどこわさをかんじなかったのに、
点をとれなければ 試合にはかてない。
女子W杯・コパアメリカ・トゥーロン国際大会と、
おおきな大会がいくつもひらかれた6月。
わかい世代が着実にそだっているのが実感でき、
これからの活躍がたのしみとなる。
女子の代表は、これが自分たちの実力だとすなおにうけいれ、
その現状認識から これからのスタイルをつくりあげてほしい。
いまのままでは、どことやっても
にたような結果しか あげられそうにない。