2019年08月04日

林雄司さんの「ゴールパフォーマンスだけやってみたい」に共感する

デイリーポータルZに、林雄司さんの
「ゴールパフォーマンスだけやってみたい」がのった。
https://dailyportalz.jp/kiji/goal-performance
サッカーの試合で、ゴールがきまったときに、
きめた選手と、まわりの選手がおおさわぎしてよろこぶアレだ。
わたしも、このゴールパフォーマンスをやってみたかった。
林さんがわたしの分まで パフォーマンスをきめてくれるだろうか。

ボールがただゴールラインをわっただけなのに、
あの爆発的なよろこびは いったいなぜおこるのか。
なにかとてつもない物質が、しかも大量に分泌されるにちがいない。
正座のスタイルで、芝生にひざからすべりこんだり、
野球のすべりこみみたいに、手からとびこんだり
(まるでスケートみたいにピッチの芝生はよくすべる)。
あらかじめうちあわせしてあった ゆりかごダンスやら
弓をいるポーズのパフォーマンスもあるけど、
エネルギーの爆発がつよく印象にのこるのは、
とうぜんながら、きびいしい場面で、
奇跡のようなゴールがきまったときがおおい。
きめた選手も、まわりの選手も、われをわすれて
ここぞとばかりに おたけびをあげる。
おなじような興奮がサポーターにもおよぶのだから、
プレーしていた当事者だけに よろこび物質が発生するのではない。
サッカーのもつ強力な感染力は はかりしれない。

林雄司さんは、その再現をめざした。
ポルトガルをおもわせるユニフォームをきて、
髪にほそいゴムバンドをまき、
汗のかわりにきりふきで水滴をつくり、
芝生のうえをはしりまわる。
ひとりでこれをやっても、あまりもりあがらないので、
フォトショップでチームメイトをふやした。
みんながよろこび、おどりだしても、
どことなく ウソくさい。
なんだこれは。なにかの儀式か。なぜこんなに躍動感がないのか。嬉しさも伝わってこない。原因は主にゴールしてないからだと思うが、疲れのせいもあるだろう。撮影も後半にきて運動量が減っているようだ。

「原因は主にゴールしてないからだと思う」がおかしい。
あのよろこびようは、やはりゴールならではだろう。
でも、ゴールしたらなぜあんなによろこべるのかは
本気でサッカーをしたことのないわたしには 不思議だ。
なぜそんなにゴールがうれしいのか、
そして、なぜサッカーの勝利は格別なのかは、
だれにも説明できないのではないか。

posted by カルピス at 20:20 | Comment(0) | 林雄司 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする