子ネコの重郎がとつぜんいなくなり、
親がわりの遠藤さんと、アニキ分のニイは、
しんぱいしてさがしまわる。でもみつからない。
ニイは、いてもたってもおられず、なわばりのそとへ足をのばす。
2匹のわらいネコにおそわれ、ちからつきて たおれるニイ。
ニイをたすけたのが、ふしぎなネコ一家で、
子どもたちと、しっぽを2本はやしたおとなのネコが、
人間の青年といっしょにくらしている。
ニイは、重郎という子ネコをさがしていること、
重郎は、お店やさんがすきなことを たすけてくれたネコにはなす。
かれらは、お店やさんをひらけば、
重郎についてのしらせが あつまってくるかもしれないし、
重郎ほんにんがもどってくるかもしれないと、案をだす。
ネコたちは、お店の設計図をかき、必要な資材を人間の青年にたのむ。
遠藤さんのなわばりをゆずってもらい、
重朗が夢みてたようなお店を ネコたちがあつまってつくりはじめる。
http://www.moae.jp/comic/yomawarineco/595/1
かいていても、なんのことかわかりにくい。
とにかくすごいことになっているのだ。
26話で完結する予定で、いまが第21話。
きっと重郎はぶじにかえってくるのだろうけど、
どんなお店ができあがるのか とても気になる。
冷静になってかんがえれば、ネコたちが協力しあって
いなくなった重朗をさがしたり、お店をつくったりはしない。
そんなこと、するはずがない。あたりまえだ。
そこを『夜廻り猫』はさらっとクリアーして
リアリティーのある世界をつくりあげているからすごい。
もうすぐ夢のようなお店ができあがる。
あたたかな色づかいで、善意にみちた世界をえがく
深谷かほるさんの仕事に いつもはげまされている。
わがやのココは、生後1年4ヶ月となり、
どうやら子ネコの時期をだっしつつあるようだ。
おもちゃであそばなくなり、よけいなうごきがすくなくなってきた。
網戸をおしたおし、自分で外へでることをおぼえ、
家だけでなく、ひろい世界があるのをたのしんでいる。
ココが老人になるころ、わたしもまたリアルな老人だ。
いっしょに年をとろうね、とはなしかけている。
