まいあさ新聞にのる まえの日の気温をいつもチェックしている。
きのうの最高温度は30.7℃。平年との差が「0.0」なので、
30.7℃は この30年間の平均最高気温だ。
きのうは、いつになくすずしくて、
日中はさわやかな風がふいていたし、
夜もエアコンをつけなくてもねむれた。
もしこれが ふつうの夏だというのなら、
夏なんて、ぜんぜんあつさにくるしむ時期ではない。
こんなにさわやかですずしいのが夏だったら、
夏のおとずれをよろこぶひとの気もちがわたしにもわかる。
あつさにへろへろになるつらい時期ではなく、
たのしめるレベルのあつさだ。
海やスイカにビールであそぶべる プレゼントみたいな季節として、
わたしは夏がくるのを まいとし まちのぞむだろう。
きょねんよりもましだったとはいえ、
ことしは7月下旬からじわじわとあつくなり、
お盆にはいるまでは、35℃をこえる日があたりまえにつづいた。
それが、お盆ちゅうに台風10号がさったころから、
むしあついけど、気温はそうたかくなくなり、
最高気温が30℃をしたまわるようになる。
おそらく、35℃以上のあつさには、
もうくるしまないですみそうだ。
温度をみるまでもなく、
雲のかたち、熱風ではない風、夜のスズムシ、
すこし温度がさがって、ネコがげんきになる、など、
夏のおわりをかんじるようになった。
もうすぐ朝おきてすぐの水あびも、必要なくなるだろう。
夏のおわりは、数字でしらされるよりも、
からだじゅうで、ただわかる。
わたしの場合は、これらにくわえて
ジン・トニックがとどめの情報だ。
夏がおわると、からだがジン・トニックをもとめなくなる。
いまはもう、秋をまえにしたウイニングランみたいなものだ。
夏のおわりをみとどけながら、秋のおとずれに耳をすます。
ことしもなんとかへこたれずに、夏をやりすごせた。