ひるねをしていたら、
ノドもとにはげしい いたみをかんじて目がさめた。
逆流性食道炎の症状で、つよい胃酸があがってくると
ノドの奥がものすごくくるしい。
しばらくセキとはなみずがとまらず、のたうちまわる。
アイスクリームをたべたらすこし楽になった。
そのうち、からだがカゼっぽいのに気づく。
頭がぼーっとするし、関節もなんだかいたい。
ひるねをするまで カゼの症状はなかったのだから、
きっとはげしくセキをするうちに、
からだがカゼをひいたとおもいこんだのでは、と推測する。
薬の成分をとりいれなくても、
プラシーボ効果で症状がよくなるように、
カゼをひいてなくても、セキやくしゃみをくりかえすうちに、
カゼをひいたと脳が判断をするのではないか。
やまいは気から、とおなじようなものだけど、
気もちだけでなく、身体的にもセキという刺激をあたえれば、
やまいはおのずとからだにはいりこんでくる。
セキによる逆プラシーボ効果だ。
仕事をやすみたかったら、はげしいセキをつづければ、
そのうちほんとうにカゼをひけるので ためしてほしい。
台風19号の影響で、外はつよい風がふいている。
台風の中心からずいぶんはなれているのに、
島根にも台風の風と雨をもたらすのだから、
ニュースがつたえるとおり、おおきな台風なのだろう。
NHKは、テレビもラジオも番組を台風関係のニュースにかえ、
台風のおそろしさをくりかえしつたえている。
こうやって、おなじことをいいつづければ、
台風がまだこないうちから、ニュースをきくひとの
からだと頭が 台風むけにシフトをととのえる。
その効果をねらって、おなじようなはなしを
えんえんとくりかえし報道しているのだろう。
台風の被害が最小にととまるようねがっている。