けさの朝日新聞・島根版に
「横断歩道 車停止率全国4位」の記事がのっていた。
日本自動車連盟(JAF)の調査なのだという。
1位が長野県で68.6%、島根は41.2%だ。
きょねんの島根は26.5%なので、
これでもずいぶんよくなったといえる。
最低は三重県の3.4%で、ほとんどの車がとまらないのだから、
文字どおりサイテーの県だ。
それにしても、県によって数字にひどいバラつきがある。
きょねんの調査では、全国平均は8.6%だったのが、
ことしはきゅうに17.1%へとのびている。
数字がおおきくかわりすぎており、なんだか信用できない。
1年で2倍以上とまるようになったなんて、ほんとうだろうか。
わたしが島根の道路を運転していると、
4割もの車が横断歩道でとまっているとはおもえない。
信号が赤のときに、無視してすすむ車はみかけないけど、
信号がない横断歩道では、おおくの車がとまらない。
どちらも法律違反なのに、横断歩道で車がとまるのは、
歩行者にたいする親切、みたいにあつかわれている。
アンケートによると、なぜ横断歩道でとまらないかについて、
・自車が停止しても対向車が停止せず危ない
・自車が通り過ぎれば歩行者は渡れる
の回答が上位にあがっているという。
横断歩道にひとがいたら、車はとまるよう
道路交通法で義務づけられているのを、
わすれているひとがおおいのかもしれない。
横断歩道での停止率をあげるには、
いまさらながらのこころがけだけど、
いそがない、がいちばん有効なのではないか。
法律や道徳をもちだしてもとまれないのは、
きまりをしらないからではなく、
スピードがですぎているからで、
スピードをだしすぎるのは、
あたりまえながら、いそいでいるからだ。
わたしは、歩行者に気づいたら、
かならずとまるようにしているけど、
そんなわたしでも、いそいでいると
とまらずに、そのままいってしまうことがある。
すぐにとまれるスピードではないからで、
そんなことをしたらもちろんあぶない。
まったく、いそぐとろくなことがない。
まわりの車にイライラしてしまい
精神状態がよろしくないし、横断歩道でもとまりにくい。
いそがなくてもいいように、
はやめに出発し、むりな予定をくまない。
いそがなければ、だれでもかんたんに横断歩道でとまれる。