2019年11月11日

ラグビーW杯がおわり、なんとなくさみしい

ラグビーW杯がおわってしまい、なんとなくさみしい。
なんとかロス、ということばがよく口にされるけど、
それほどおおげさではないにせよ、
ラグビーの試合をテレビでみられないのが ものたりない。
Jリーグをみても、まえほどおもしろみをかんじなくなった。
まったくちがうスポーツなのだから、くれべてもしょうがないに、
ファールをしておいて、やってないとか、
ファールされてないのに はでにころぶとか、
なんだかなー、という気がしてくる。
レフェリーへのリスペクトもまるでちがうし。

朝日新聞の川柳に
「石鹸が滑って思わず『ノックオン』」
というのがのり わらってしまった。
にわかファンらしい調子のよさというか、
ひとのよさがあらわれていて、好感がもてる。
「ノックオン」は、ことしの流行語にえらばれるのでは。

サンドイッチマンの漫才に、ラグビーネタがある。
ふたりとも高校生のときラグビーをしていたそうで、
はなしのなかにW杯もでてきた。
前回のイングランド大会のときのネタらしく、
次回のW杯は日本でがひらかれる、と紹介したあと、
ラグビーのルールがむつかしい、という話題にうつる。

富沢さんが、
「3年間やってたけど、ルールおぼえてないですからね」、といい
「でも、逆にいえば、こんなやつでもできるのがラグビー」
と伊藤さんがいい、
「でも、逆の逆にいえば、
 やってるひとでもわからないぐらいむつかしいスポーツ」
と富沢さんがまぜかえす。

にわかファンのわたしも、にわかだけに、わからないことだらけだ。
ルールがわからないだけでなく、
戦術やフォーメーションなど、きっとすごく複雑なんだろう。
11人でやるサッカーでも どんどんややこしくなっているのだから、
15人のラグビーは、それ以上に約束ごとがたくさんあるにちがいない。
そこらへんをぜんぶすっとばして、
「ラグビーおもしろい」とにわかにおもわせてくれたのだから、
W杯が日本でおこなわれ、目のまえで
ラグビーならではの魅力をしらしめた功績はおおきい。

全力でぶつかりあう迫力や、自分をすて、
チームのためにはしりまわる泥くささ、
相手をリスペクトするノーサイドの精神など、
これまでしらなかったラグビーならではの魅力が、
おおくのにわかファンをうみだした。
あれだけごついからだがぶつかりあい、
そのプレーについてレフェリーがしめす判定に、
全員がすんなりしたがうのもすばらしい。
サッカーではありえないようにおもえるけど、
女子サッカーの日本代表は、2011年のW杯ドイツ大会で、
レフェリーに異議をもうしたてず、
ファールもきわめてすくないプレースタイルを披露して、
みるもののこころをとらえている。
ラグビーからサッカーがまなぶことはおおいし、
女子サッカーのほうが、男子より
はるかにフェアプレーへの意識がたかい。
男子サッカーは、
お金がおおきくうごきすぎるのが よくないのだろうか。

posted by カルピス at 21:56 | Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする