「ヤンバル学びの森」へむかう。
沖縄島北部は、ヤンバルエリアともよばれ、
ふかい森のひろがる植生になっている。
記録映画「標的の村」では、
米軍機のオスプレーに反対する高江村のひとたちが、
すわりこみをする場面があった。
島根県出身の安次嶺雪音さんも この運動に参加しており、
映画を宣伝するために、松江市にこられていた。
ヤンバルが、どんな森なのかみたくなり、
この旅行でたずねたいとおもっていた。
「ヤンバル学びの森」では、
ほんの700メートルほどの初心者むけ散歩コースをあるく。
これだけでは、ヤンバルのことなどわかるわけがない。
いいホテルにとまってうかれるのではなく、
安次嶺雪音さんが経営する宿泊施設にとまれば、
ヤンバルの森をすこしは体験できるだろう。

国頭村にもどり、道の駅で昼ごはんをたべていると、
「歓迎FC東京」の のぼりがたくさんたっていた。
FC東京が、この地方でキャンプをはっているらしい。
あとでホテルにはいり、大浴場へいくと
FC東京の選手たちもお風呂にきていた。
この地方は、まわりにあそぶ施設がないため、
選手がサッカーづけになるには いい環境なのだろう。

とくにすることがないので、午後からは
1時間のドライブで古宇利大橋へでかける。
海のなかを一直線にのびる姿がうつくしく、
ガイドブックではかならず紹介されている。

【ガイドブックではうつくしい橋だけど】
ただ、自分たちで橋をわたっている最中は、
まったく印象がかわる。
とくになんということのないふつうの橋にしかおもえない。
橋のむこう側につき、すこし角度をつけて橋をみると、
なかなか説得力のある橋へと また姿をかえる。
自分で橋をわたるより、写真でみるほうがうつくしいという
観光地にありがちな橋だった。

【自分でとおおればただの橋】
夕ごはんは、ホテルのちかくにある海鮮食堂へ。
ちらし丼、にぎり、白魚のバターいためなど、
お腹いっぱいたべて5000円弱だった。
