ぜんぶ「inbox」にいれたまま ほったらかしている。
記憶力がよわいため、むかしつくったノートには
その内容をぜんぜんおぼえていないものもある。
きょねんのいまごろに、
わたしはいったいどんなノートをつくっただろうか。
エバーノートをのぞいてみると、
シゴタノ!の大橋悦夫さんが、2019年2月の記事で、
ランニングを10年つづけた経験をとりあげており、
感銘をうけたわたしは、記事をクリップして
あたらしいノートにしている。
こまかな内容はおぼえていないけど、
「途切れても、やめなければOK」は新鮮な提案だった。
「途切れても、やめなければOK」
これが習慣を続けるコツなのだ、と。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、続かないということは続けようとしているからであり、続いているということは続けなくてもいい(途切れてもOK)と受け入れているからである、というパラドックスがそこにはあるのです。
つづけようとするからつづかなくなる、
というのは盲点だった。
ものすごくひくいレベルからはじめれば、
「つづけよう」とおもわなくても
ストレスなしにとりくみやすい。
そしてわたしの場合、とぎれると、
もうそのとりくみに意味がないようにおもいがちだった。
頭がかってに「おわった」ときめつけてしまう。
とぎれても、おわったのではなく、しつこくつづければいい。
せんじつインフルエンザにかかったとき、
それまで7ヶ月のあいだ、まいにちつづいていた
「みんなで筋肉体操」の連続日数がとぎれてしまった。
ブログなら、熱があっても、無理すれば なにがしかはかけるけど、
はげしいうごきがもとめられる筋肉体操は、
体調をくずしたからだではとてもできない。
でも、4日やすんだからといって、連続記録がとぎれただけで、
体調がもとにもどれば また練習をはじめればいいだけのはなしだ。
筋肉体操のうでたてふせでは、
30秒できるだけはやくうでたてふせをくりかえし、
10秒やすんだあと、こんどは20秒を全力のスピードで、
というメニューがある。
半年のとりくみで、合計の回数がだんだんとふえ、
50回できるようになっていたのに、
インフルエンザのあとでは45回しかできなくなった。
しばらくつづけるうちに、またもとの回数にもどるとおもうけど、
筋力はかんたんにうしなわれ、うしなわれた筋力は、
なかなかもとにもどらないのがわかった。
コツコツつくってきたからだが、
インフルエンザで4日ねこんだ だけなのに、
あっけなくもとにもどってしまった。
でも、大丈夫。
「途切れても、やめなければOK」なのだから。
いきなりもとの回数をめざさなくても、なんにちかやすんでも、
うでたてふせもどきのうごきでも、なんでもいいので、
やめないのが習慣をつづけるコツなのがわかった。
やめなければ、いつか陽はまたのぼる。