2020年01月24日

「生きてるだけでまるもうけ」は、ココがいてくれてこそ

いっしょにくらしているネコのココが、
2日まえからなんどもはくようになった。
胃がたべものをうけつけないようで、
たべてもしばらくすると
何回かにわけて、ぜんぶもどしてしまう。
固形物をだしきると、そのうち液体やアワだけになった。
おしっこはでるけど、便はゲリ状態だ。
ネコは、わりとよくはく動物とはいえ、
それが2日つづくのはふつうではない。
ただ、わりと元気があり、わたしの手にじゃれついてくるし、
なでるとノドをならしてくつろいでいる。
毛皮をつまんでもすぐにもとにもどり、脱水症状はない。

きょうの午前に動物病院へつれていく。
獣医さんがみても、よくわからない。
熱はなく、感染症ではなさそうだ。
なにかへんなもの、たとえばプラスチックのヒモなどをたべ、
それが胃にのこっているのかもしれない、といわれる。
腸までいくと、つまってしまい、とりだせないそうで、
いっきにココのからだが危機をむかえてしまった。
まだ腸がつまっていると、きまったわけではないのに、
わるい方向ばかりにかんがえてしまう。
2日まえまでげんきだったココと、
きゅうにおわかれするなんて、わたしにはたえられない。

家にもどり、モンプチの缶詰をあけると
ココは興味をしめしてすこしたべた。
きゅうにたくさんたべると、胃がうけつけないので、
すこしずつにしてください、と先生にいわれている。
すこしでもたべてくれたら、
そしてそれをはかないでいてくれたらうれしい。
胃を保護する薬をもらったので、いやがるココにむりやりほどこす。
わたしにできるのは、神だのみするぐらいだ。
たべたり のんだりしたものが、なんとか胃におさまるようねがう。

動物が病気になると、いつもながら
平凡な日常のありがたさが身にしみる。
「生きてるだけでまるもうけ」な生活をたのしめるのは、
ココをふくめ、家族が「ふつう」にすごせているからだ。
自分のからだなら、自分でなんとかするけど、
ちいさな子や動物の場合、わたしにできるのは
病院へつれていくぐらいしかない。そして、いのる。
病院から家にかえってきたココは、
食欲がすこしもどり、そしてなによりも、
たべたものをはかずにすごしている。
いっしょにおひるねをしたし、
わたしたちが夕食をたべているテーブルにあがり、
料理にちょっかいをかけようとする。いつものココだ。
なによりもしあわせな「いつもとおなじ」に感謝する。

posted by カルピス at 20:31 | Comment(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする