2020年01月25日

2020年の2月には、2月なのに土曜日が5回ある

2020年の2月には、土曜日が5回あることに気づいた。
2月なのに5回もあるのは うるう年だからで、
4年にいちどはそういう年がくる。
ただ、それが土曜日なのは、7回にいちどの確率なので、
4×7で28。28年にいちどは、奇跡とまではいかなくても、
すごくめずらしい年といえる。
2月に土曜日が5回ある年は、わたしにはこれがさいごなのでは。
なにか特別なおいわいをしたほうがいいかもしれない。
そしてなによりも、28といえば完全数ではないか。
2020年は、完全数の確率で土曜日が5回あるすごい年なのだ。

28が完全数というのは、
小川洋子さんの『博士の愛した数式』でしった。
完全数とは
その数字自身を除く約数の和がその数字自身に等しい自然数

なのだそうで(28=14+7+4+2+1)、
小説では、江夏の背番号である28と、
完全数である28をきれいにいかしていた。
ほかにも、約数の和が相手の数字となる友愛数など、
数字同士が不思議な関係にある例をあげ、
冷徹で、感情がないとおもっていた数字にも、
うつくしさがかくされているとおしえてくれる。

(220と284は友愛数の関係にあり、
約数の和は、それぞれ相手方の数字である284と220となる。
220:1+2+4+5+10+20+44+55+110=284
220=142+71+4+2+1:284)

2020年は、単純に、そのならびだけでもめずらしい。
ゾロ目だけならいくつもあるけど、
20と20のようなくりかえしとなると、
2020年のまえは1010年で、ウィキペディアによると、
ベトナムに李朝ができた年、とある。 
まだアンコールワットができるまえだから、ずいぶんむかしだ。
そして、2020年のつぎは3030年だけど、
その時代の地球と人類の姿は、想像がつかない。

このまえNHK-FM『トーキング ウィズ 松尾堂』をきいていたら、
「令和2年は子年、ネズミに注目」という内容だった。
ネズミ年なので、ネズミに注目、なんてすごくベタだけど、
いまさらネズミ年をとりあげるだけあって、興味ぶかいはなしだった。
ベタでもなんでも、1月下旬ながら
やりたい企画を 堂々ととりあげる姿勢に好感をもつ。
数字のもつ不思議に感心しながら、
ベタな番組内容もまた、おもむきがあっていいものだ。
けっきょくなんでもよかったりして。

posted by カルピス at 20:34 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする