ごはんをたべる量もへり、げんきはあるものの、
これからどうなるのかと、心配する日が6日目をむかえた。
くらい気もちで朝のトイレそうじをしていたら、
砂のなかからビニールのひもがでてきた。
腸をくぐり、便にまじって でたのにちがいない。
ビニールのひもをあやまってのみこむ危険性は、
このまえいった獣医さんでもいわれていた。
でも、すこしだけどごはんをたべられるし、
ゲリとはいえ便がでていたので、
まさか異物が原因の吐き気だとはおもわなかった。
赤ちゃんがボタンやビー玉をのむ危険がよくいわれているけど、
ネコもまた、あやまってへんなものをのみこみがちだ。
ひもは、ながさをはかると40センチもあった。
のみこむときは、ながいままではなく、
まるめてあったのではないか。
ビニールの袋やひもであそぶのがココはだいすきで、
ビニールの、カサコソした音がすると すぐにとんでくる。
でも、あそぶのがすきだとしても、まさかたべてしまっていたとは。
40センチのひもがお腹にあったのだから、
ココはさぞくるしかっただろう。
たべれば吐く、の状態になって当然だし、
胃腸がつまっているのだから、ゲリになっても不思議はない。

よくクジラやイルカなどのお腹から、
大量のビニール袋がみつかった、というはなしをきくけど、
そうした動物たちも、ものすごくくるしんでいるのではないか。
便がだせずに、吐いているかもしれない。
わたしの母親が、大腸ガンからの腸閉塞になったとき、
たべものをうけつけなくなり、すこしたべただけで
ものすごく くるしみながら ぜんぶ吐いていた。
ココも、ひもで腸がつまっていたのだから、
どれだけくるしかっただろう。
奇跡的にひもがでてきたからよかったけど、
あのままずっとお腹にあれば、どうなっていたことか。
トイレでひもをみつけたときは、
原因がわかり よろこびながらも、
でてこなかったときのことをおもったら、ぞっとした。
わたしはいつもどうでもいい記事ばかりかいているけど、
こんかいの記事だけは、ネコずきなひとにとって
たいせつな情報となるはずだ。
ネコの誤飲に気をつけること。
ビニールのひもであそばせないこと。
病気でないのになんども吐いたり ゲリをしたら、
誤飲をうたがったほうがいい。
内視鏡をあつかう獣医さんなら、とりだしてくれるそうだ。
でも、なによりも予防に気をくばったほうがいい。
ビニールの袋やひもであそばせないよう注意すること。
ひもを便といっしょにだしたココは、すっかりげんきになった。
さかんな食欲をみせるし、なにかといっては はしりまわる。
テーブルのうえにあがり、おかずをねらう。
なにをしても、げんきをとりもどしたココがかわいい。
ココがいない生活などかんがえられず、
これからも、ココといっしょにすごせるだけでうれしい。

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