2020年01月28日

AFC U-23選手権は韓国が優勝

タイを舞台におこなわれたAFC U-23選手権は、
韓国が決勝でサウジアラビアをやぶり 優勝をきめた。
延長戦の後半にいれた1点を韓国がまもりきる。
決勝トーナメントにのこった国の試合をみると、
どのチームも積極的にゴールにむけてせめこんでいる。
そんなことはあたりまえだろう、といわれそうだけど、
これらのチームと日本とのちがいは、技術や戦術よりも、
ゴールへの姿勢にあるようにおもった。

この大会、日本はグループリーグを2敗1分けにおえ、
4チームちゅう4位の成績でやぶれさった。
おなじグループにいたサウジアラビア・シリア・カタールは、
いずれも積極的にゴールをめざし、ちからづくでせめてくる。
ビデオ・アシスタント・レフェリーの運営もわざわいして、
日本にとって、結果も内容も最低な大会となってしまった。
日本は、きれいにせめようとしすぎるのか 迫力がなく、
ゴールをうばえるような気がしない。
U-23というチームをどんなコンセプトでつくりあげるのか、
日本の試合からは なにもつたわってこなかった。
いまのU-23日本代表は、選手たちが自信をうしない、
このままガタガタとくずれてしまいそうだ。
日本をどうたてなおしたらいいのか、わたしにはわからない。
ただ、ゴールにむけた姿勢の差は おおきいようにみえる。
これまでつみあげてきたものをしんじ、
ゴリゴリとゴールへせまる迫力のある攻撃をみせてもらいたい。

決勝の解説は山本昌邦さん。
いつものように、さいごは気もち、みたいなことを
延々とはなすのが このひとの特徴だ。
なか2日のタフな日程、タイのあつさ、
オリンピック出場をかけたプレッシャー。
コンディションがきびしくなればなるほど、
山本さんは得意そうに精神論をふりかざす。
こまかなデーターをもちだすかとおもえば、
けっきょくは気もちのつよいほうがかつ、
みたいなはなしがおおい。
サウジアラビアのサイドバックにいい選手がいて、
山本さんはさかんに彼のすぐれたうごきをもちあげる。
「こういう選手が11人いたら、
 当然つよいチームになるんですけどね」
なんてのたまった。
実況のアナウンサーはスルーする。
あたりまえじゃないか、とわたしは一瞬おもったけど、
かんがえてみれば、ゴールキーパーからセンターフォワードまで、
ひとつのタイプの選手でまかなってつよいチームになるはずがない。
おそらく、ゲームへの理解がふかく、
サッカーをよくしっている選手がそろっていたら、
という意味の発言なのだろう。
メッシが11人いても、イニエスタが11人いても、
サッカーは試合にならない。
いつもながらとはいえ、山本さんの「解説」に
うんざりした大会としても記憶にのこりそうだ。

posted by カルピス at 21:58 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする