アメリカ合衆国ではインフルエンザがはやっているそうだ。
米疫病対策センター(CDC)は7日、最新の推計値を発表。2019〜20年のシーズンで患者数は2200万人に上ったとし、さらに拡大する恐れが指摘されている。
CDCの推計値では、1日までの1週間で患者数は300万人増加し、昨年10月以降の累計で2200万人となった。インフルエンザのために21万人が入院し、死者数は1万2千人に達したとしている。(産経新聞)
中国ではやっている新型コロナウイルスは
2月7日午後5時の段階で、中国の感染者が3万1161人。
死亡者は636人だ。
アメリカのインフルエンザよりも、
数からいえばぜんぜんすくないのに、
なんで新型肺炎ばかりが、
すごくさわがれているのかわからなくなってきた。
中国からの映像をみると、医療関係者が、
放射線防護服みたいなかっこうで仕事にあたっている。
インフルエンザよりも致死率はひくいのに、
これほど重大な危機ととらえられているのはなぜか。
なぜ武漢(と湖北省)で感染者がおおくでるのかも不思議だ。
ネットをみると、新型コロナウイルスとインフルエンザを
簡単にくらべてはならないようだ。
新型コロナウイルスは、まだどんな病気なのか全容があきらかでなく、
これからどう姿をかえていくのか、予測できないからだという。
感染力がましたり、重度の症状となるひとがふえるのかもしれない。
アメリカのインフルエンザは、もうどんな病気かわかっているので、
これからどう推移するかも予想がつく。
毎年さむい季節になると、インフルエンザがはやりだし、
1万人をこえるひとがなくなるのは想定内だ。
新型コロナウイルスの場合、このさきのうごきがまだわからない。
いまをピークに、もうすぐしたらおちつくのか、
100万人、あるいは1億人をこす感染までひろがるのか。
それにしても、今シーズンのアメリカで、インフルエンザにより
1万2000人もなくなっているとはしらなかった。
しかもそれが今年だけの現象ではなく、
毎年すくなくともそれだけなくなっているというからすごい。
日本では、インフルエンザでなくなるひとが
おおい年(2005年)で1818人だそうで、
人口比からいってもアメリカのインフルエンザはおそろしい病気だ。
新型コロナウイルスにおおさわぎしておいて、
インフルエンザで毎年1万2000人なくなるのはしかたない、
という感覚がわたしにはわからない。
これはやはり新型コロナウイルスという名前が
いかにもこわそうだからではないか。
インフルエンザH型、とでも よび方をかえれば、
「ああ、あたらしいインフルエンザね」ぐらい、
カジュアルにつきあえるかもしれない。