日曜におこなわれた富士ゼロックススーパー杯をみる。
昨シーズン Jリーグ1位の横浜・F・マリノスと、
天皇杯優勝のヴィッセル神戸との試合で、
今年度最初の公式戦という位置づけだ。
先制したのはヴィッセルで、すぐにマリノスがおいつく。
これを3どくりかえし、3−3で90分をおえる。
攻守のきりかえが両チームともはやく、
迫力のある攻撃が90分をとおしてつづけられた。
点をいれてもすぐにおいつかれるので、
ヴィッセルは いやなかんじがしていたのではないか。
マリノスは、先制されてもあわてずに
自分たちのサッカーをつづけ、得点へとむすびつける。
両チームとも、選手たちが自分のもち味をよくだしていた。
イニエスタはいつもながらのうまさを発揮し、
何本もいいパスをとおす。
マリノスの中川は点こそうばえなかったものの、
両サイドからおしい攻撃をつづけていた。
どちらのチームも、自分たちのスタイルをやりとおし、
みごたえのある試合となった。
Jリーグの開幕まえから、コンディションをととのえ
この試合にのぞんだ両チームの選手たちに拍手をおくりたい。
もうすぐはじまるリーグ戦がまちどおしい。
90分では決着がつかず、さいごはPK戦へ。
ここで、9人連続失敗という珍事がおきた。
両チーム、2人ずつがきっちりきめたあと、
9人のPKがことごとくはいらない。
キーパーにとめられたり、おおきくうかせたり。
こんなにもPKは はいらないものかとおかしかった。
解説の城さんが「なんだこれは」とおもわずもらし、
実況アナウンサーも、「なんということだ」
「こんなことがあるでしょうか」とおどろいていた。
ヴィッセルのゴールキーパー、飯倉選手は、
ながくマリノスでプレーしていたといい、
マリノスの選手はやりにくかったのかもしれない。
いかに失敗は連鎖する、といっても、
9人連続失敗なんて、ふつうではかんがえられない。
14人目の山口選手がきめて、ヴィッセル神戸の優勝がきまる。