新型コロナウイルスをめぐるうごきが
あたらしい局面をむかえたと ニュースがつたえている。
感染者が日本にはいらないようにするよりも、
どうすれば日本国内で感染がひろがらないか、
が焦点となってきた、という意味だ。
けさの新聞では、中国の感染者数や死者数は
もはやおおきくほうじられず、「よそごと」の中国よりも
日本国内での感染に関心があつまっているのがわかる。
客観的にみれば、日本国内の感染者は、
そのほとんどがクルーズ船、
ダイヤモンド・プリンセス号に関係したひとであり、
おおさわぎする状況ではないとおもうけど、
すでに国内で数万人が感染しているともいわると おちつかない。
病院の医師が感染したとか、感染経路が不明とかをほうじられると、
インフルエンザなみ、といわれる新コロナウイルスの感染力は、
じつはとてもつよいのでは、とうたがいたくなる。
中国の武漢市に関係したひとと、すこしでも接触があると、
たちまち感染してしまうような印象がある。
そして、かるい症状でおさまるひとがおおい、という説明も
にわかにはしんじがたい。
先日ひらかれた熊本城マラソンでは、
マスクをつけたランナーが目をひいた。
大会事務局が2万枚のマスクを用意し、
ランナーとスタッフの全員にくばったそうで、
スタート地点では、ほとんどのランナーがマスクをつけている。
マスクをつけて呼吸を制限するトレーニング法があるくらいだから、
マスク姿でフルマラソンをはしるのは、とてもくるしそうだ。
さいごまでマスクをつけたまま
はしったランナーばかりではないとおもうけど、
それにしてもマラソンとマスクはなじみにくく、
大会のようすをつたえる 異様な写真におどろいた。
3月1日にひらかれる東京マラソンは、
一般参加ランナーの出場をみあわせるときめている。
これからは いろいろなイベントが自粛されるだろう。
・ひとがあつまること
・移動すること
により感染をひろげるのだから、
おでかけしないのが いちばんの予防となる。
1ヶ月まえは、ほとんど話題にのぼらなかった新型コロナウイルスが
わずかな日数で7万人をこえる感染者と、
死者は2000人をこえるまでにひろがった。
これからの1ヶ月でどう状況がかわるのか、予断をゆるさない。