2020年02月28日

1ヶ月まえの平凡な日常がいとおしい

あのころ世界はまだ平和だった。
新型肺炎の名前がまだ一般的でなく、
中国の武漢で かわった病気がひろがっているらしい、
程度の認識しかなかったあのころ。
「あのころ」は、ほんの1ヶ月まえだ。
そして、1ヶ月のあいだに 状況はどんどん深刻になり、
きのうは政府が小・中・高の休校を要請した。
事態がそこまですすんだことにおどろいている。
大規模な感染をふせぐための措置とはいえ
あきらかに異常な雰囲気で、日常がすこしずつとおざかっていく。

「まだ平和だった」は、無責任でよくない表現だ。
いまはもう平和ではないし、このさきもずっと異常事態がつづく、
世界はおわったと、あきらめがさきにたっている。
どんな状況になろうとも、これからも生きていくのだから、
わるい材料ばかりあつめずに、まえをむきたい。

きのうの「今日のダーリン」に、糸井重里さんが
新しく、どんな働き方ができるのでしょうか。
暗くならないように、ほんとの春をたのしみにしながら、
今日のじぶんたちにもちょっと期待してたいと思います。

とかいている。
「ほぼ日」は、予定していたイベントをとりやめている。
それでも、あえて「中止にしましょう」と決めました。
あえてそうしてでも、なんとかこの時期を乗り越えて、
あかるい未来につながりたいと思ったからです。

きのうの「今日のダーリン」には
いつもとちがった環境を、将来の働き方を考えるための
「開発期」と考えて、あかるく試しながらやってみます。
こんな時期も、希望につながる「トライ」にしたいです。

がのった。
この局面でなければできないこと。

わたしがすきな「デイリーポータルZ」は
新型肺炎をまったくスルーしている。
新型肺炎など気配もないパラレルワールド。
なんだかんだと深刻ぶるのではなく、
いつもの平和な日常をたのもしく演出してくれる。
これこそが いまとりたい ただしい態度だ。
なんとかこの時期をのりこえたい。

posted by カルピス at 19:11 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする