毎週金曜日は水泳の日。
新型肺炎の感染防止のため、
島根県でも民間のスポーツ施設が
営業時間をみじかくしたり、
グループでのプログラムをとりやめている。
県立の施設であるプールと、併設するジムはどうか?
さいわい、いつものように利用できた。
玄関に、「新型コロナウイルスに関する対応について」
のおしらせがはってあり、体調のわるいひとは、
施設の利用をおひかえいただきますよう、とある。
利用時間はいつもとおなじで、
きょうはもうおよげないかとおもっていたので安心した。
県立プールでは、いつもなら平日の夕方でも
たくさんのひとがジムでトレーニングしている(プールはすくない)。
きょうのジムは、さすがにいつもよりすくなそうだけど、
それでも10人以上はマシンにむかっている。
わかいひとも年配のひともいた。
新型肺炎がらみの縮小やとりやめの対応ばかりが目につくなか、
こうやってふつうどおりに営業している施設があると
日常をとりもどせたようでホッとする。
プールでおよぐのは2、3人だった。
いつもすくないけど、それでも3人はめずらしい。
1500メートルをクロールでゆっくりおよぐ
(ゆっくりでしかおよげない)。
そのあと50メートルを8本。こちらは4種目を2本ずつだ。
90秒ごとにスタートするので、
30秒くらいしかやすむ時間がない。
壁にかけてある時計の針が、出発時間をさすと、
くるしくても スタートする。
「みんなで筋肉体操」は、
10秒とか5秒のやすみでつぎの練習にとりかかる。
たとえば、うでたてふせを30秒全力でくりかえし、
10秒やすんで(世界一みじかい10秒かもしれません!)
つぎは20秒間、うでたてふせにまたとりくむ。
10秒の休憩時間は、ほんとうにみじかい。
それでも「スタート!」といわれると、
くるしくてもやりはじめるから、われながらえらい。
水泳のトレーニングでは、
「あと何秒でスタート!」のメニューばかりだ。
時計の指示にしたがう習慣が、水泳で身についた。
水泳の練習だけでなく、なにかをはじめるときは、
いわれたとおりにスタートしないと気がすまず、
だから しめきりもやぶらない。
いちどきまった予定が変更になるとおちつかない。
これもまた、時計どおりにすすめるトレーニングの影響かもしれない。
いつものメニューをこなし、服をきがえると、
玄関で手を消毒してからプールをあとにする。
来週もまた、きょうのようにおよげたらいいけど。
新型肺炎の影響で、状況はどんどんかわり、
予定が、予定どおりにすすまなくなっている。
変更によわいわたしには、むつかしい時期となった。