4月8日は、ココの誕生日だった(推定)。
まえにいたピピが、2年まえの この日に亡くなり、
その6週間後にココを我が家へつれてかえった。
生後6週間ぐらいのからだつきだったので、
便宜的に、ピピが死んだ日に ココが生まれたことにする。
ココが家にくるまでの6週間は、
ネコがいない日をすごさなければならなかった。
ネコのからだをなでたり、なき声をきくこともない。
さみしくて、つまらない日があたりまえになったころ、
わたしの通勤路で、子ネコがなき声をあげていた。
ブロック塀のうら側にかくれ、なかなか姿をみせない。
1週間は、たべものをあげるだけにして、ようすをみた。
1週間たっても、どこへもいかないでないているし、
母ネコがちかくにいるようすもない。
これもご縁だろうと、家につれてかえった。
ココは2歳になる。
ネコは半年で大人になるというのに、
いまだに子イヌみたいにじゃれてあそぶのがすきだ。
糸井重里さんが「今日のダーリン」で、
ブイコがあらあらしくあそぶのを「あばれタイム」と名づけていた。
いちにちに、なんどかこの
「あばれタイム」でエネルギーを発散しないと
おちつかないので、ちょっとたいへんなのだそうだ。
ココもまだ「あそびタイム」がある。
家じゅうをかけずりまわり、わたしの手にかぶりついて、
ネコキックをあびせ、とさんざんあばれると、すっとおとなしくなる。
かわいいね、すてきなニャンコだね、おりこーだね、
といってかわいがっているうちに、
ほんとうにすてきなニャンコにそだった。
あそびにさそってくれるし、あまえた声をだして、
だっこをもとめてくるし、たまらない寝顔をみせてくれる。
2歳になるのにまだ赤ちゃんの性格で、すごくいいやつだ。
うちにきてくれてありがとうと いつもつたえている。