ゼロだった島根県の感染者数が、
1人目がでてから6日で10人になった。
職場での話題は、コロナのことばかりになり、
仕事をとりまく状況もきゅうくつになってきた。
障害者介護の事業所であるわたしの職場は、
いくつかのグループにわかれて活動しており、
わたしはいまクッキーをつくる事業所にいる。
利用者といっしょにクッキーをつくり、
いろんなところにでかけてうるわけだけど、
その販売活動がのきなみ中止になっている。
県や市の施設は、休館になったところがおおく、
そうでないまでも、販売にたずねにくい雰囲気だ。
利用者の方が、外部のひとと接触する機会がないよう、
販売は職員だけでやっていたけど、
それさえもみなおしとなり、すべて中止になった。
うごかないことがだいじになってくると、
日々の活動がずいぶん制限される。
うる機会がなければクッキーづくりをおさえなければならない。
利用者がクッキー工房にきても、
仕事ができない、かいものにもでかけられない、となると、
うけいれる側としてはうごきをつけにくい。
きのうは、新聞紙をつかって紙袋をつくった。
7月からビニール袋が有料となるため、
紙袋にきりかえなければならず、いい仕事になった。
散歩にはいけるので、きょうは近所にある公園へでかけ、
30分ほどぶらぶらあるいた。
おおくの会社が、うりあげをおとしてこまっているなか、
クッキーの仕事はあまりコロナの影響をうけずにここまできた。
それが、県内に感染者がでたことで、
一気にきびしい状況へとかわった。
できないことをかぞえてもしょがないのだから、
できることをみつけていくしかない。
いまはまだ、状況の変化に対応できてない段階だ。
まえによんだミステリーの名作
『許されざる者』(レイフ=GW=ペーション)でかたられていた、
「状況を受け入れろ。無駄にややこしくするな。偶然を信じるな」
がいまのわたしに いいアドバイスとなる。