たった4日で手にはいるとはおもわなかった。
なにかを注文し、とどくのをまつのが
こんなにたのしみだったことはひさしぶりだ。
アンドロイドの新品をかったとしても、
このよろこびはまず無縁のものだろう。
さっそく初期設定をする。
まるでマックのパソコンをひらいているようだ。
なんとか電話番号のひっこしをおえる。
さわっていると、なんだかんだやってみたくなり、
すぐに2時間すぎてしまった。
バイオスマホにあらわれる、
問題が発生したため、プロセス「andoroid.process.acore」を終了します
のメッセージになやまされてきたので、
これからフツーに電話できるのがありがたい。
心配していた4.7インチの画面は まったく気にならない。
うごきのなめらかさも、バイオとはべつものだ。
そもそも、すこしさわったときのたのしさから、
注文へのまよいがきえて すぐにほしくなった。
アンドロイドとの4年間は、準備期間みたいなものだった。
そのあいだ、胸のときめきはすこしもなく、
ただの機械あいてだという、距離感があった。
ようやくiPhoneデビューをはたし、
あるべきスタートラインについた気がする。