真夏なみのあつさがつづいた。
こうなると、マスクをつけるのがとてもくるしい。
ジョギングでは、ためしたことさえないけど、
散歩ですらすぐに息ぐるしくなってくる。
30℃をこえれば、マスクのなかがむれて汗をかく。
わたしにはとても我慢できない不快さだ。
きょうの天声人語(朝日新聞のコラム)が、
夏のマスクをうれいていた。
熱中症予防のため厚生労働省などは、野外で人との距離が2メートル以上あればマスクは外しましょうと呼びかけている。1人で野外を歩く時につけなくていいのは、考えてみれば当たり前だ。わざわざ注意喚起が必要なのは、世の中の着用圧力が強いからだろう。
車にひとりでのっているのに、
マスクをつけているひとがいる。
まわりはだれもいない山のなかにある畑で、
マスクをつけてはたらいている女性がいた。
もうなにをみてもおどろかないぞ。
新型コロナウイルスについて、
たしかなことはなにもいえないので、
わたしはアホらしいとおもっても、
きめるのはひとそれぞれだ。
空中にただよっているウイルスを
すいこまないためのマスクもありかもしれない。
ただ、その用心を、
まわりのひとにまでもとめられると たまらない。
ジョギングしていたら、
スタイル抜群な女性が準備運動をしていて、
そのたたずまいにみとれていたら、
がっちりマスクをしていた。
あなたまでそんな判断をするのかと残念におもう。
仕事でよくとおる道で、散歩ちゅうのおじさんをよくみかける。
背中に「安倍ヒトラー」とかかれたTシャツをきているので、
よほど腹のすわった人物なのだろう。
そんなにつよい批判精神のもちぬしなのに、
このひともまたマスクをつけていて、それがすごく残念だ。
島根のような田舎にすんでいると、
コロナはけっきょく人口密度なんだとおもう。
都道府県別の感染者数をみると、
人口のすくないところはたいてい ふたけただ。
都会にすみ、満員電車にのり、
ひとがたくさんのスーパーでかいものすれば、
そりゃ感染のリスクはたかいだろう。
せっかくひとのすくない島根にいるのだから、
ひとりでの散歩や、ひとりでの運転、
ましてやひとりでの畑仕事くらい
マスクなしですごせばいいのに。
つけなくていいのは、「考えてみれば当たり前」だ。
スーパーでマスクをしてない女性がいて、
さっそうとしてうつくしかった。
マスクがにあう女性もいるけど、
マスクをつけないひとのほうが
芯のつよさをかんじてすきだ。
そういうわたしは圧力にまけ、
スーパーなどのお店にはいるときは、
ポケットからマスクをとりだしてつける。
なんちゃってマスクとしかいいようがなく、
そんなつけ方をしてもウイルスをふせぐ効果はまずないだろう。
いうこととやることが一致しないだらしない人間だ。