2020年07月04日

ペットといっしょに入所できる特老「さくらの里山科」

きょうの「ラジオマンジャック」(NHK-FM)のテーマは「定番」。
土曜日の夕方4時になると、この番組をききながら、
ブログをかくのがわたしの定番になってきた。
そのまえに、ひるねをするのも土曜日の定番だ。
ひとの生活は、定番でできているといってもいいのではないか。

朝日新聞土曜日版beも、あたりまえだけど
土曜日だけにきょうの定番だ。
コラム「それぞれの最終楽章」は
特老の施設長、若山さんが「ペットとともに」をかいている。
この特老は、ペットといっしょにはいれるというからすごい。

特別養護老人ホーム「さくらの里山科」では、
犬10匹、猫9匹が、約40人の入居者と住んでいます。入居者が連れてくる以外に、殺処分されそうな犬や猫も引き取っています。大好きなペットと一緒に最後までー。そんな思いを支えるために、「山科」を立ち上げました。

(入所者のひとり山口さんは)「喫茶店イベント」には、亡くなる半月ほど前まで、毎回来ていました。職員とボランティアが運営する喫茶スペースで、本格的な機械でいれるコーヒーを150円で飲めます。入居して2ヶ月目には車いす生活になりましたが、ひざの上にチロを乗せて、喫茶店イベントに参加していました。

山口さんが亡くなるときには、チロが枕元にいて、
チロにみとられながら、山口さんは旅だったそうだ。

「さくらの里山科」のブログをみると、
ネコたちがソファでねむっている。
https://ameblo.jp/sakuranosato-yamashina/entry-12608580293.html
動物たちといっしょにくらすには、
衛生面への配慮や、動物の病気・ケガへの対応、
動物どうしの相性など、たくさんの仕事がでてくるだろうけど、
こんな特老にはいられたらしあわせだ。
わたしは、いまいっしょにいるココを家にむかえるとき、
さいごまで世話ができるかどうかをかんがえた。
わたしのほうがさきにいってしまい、
ココが途方にくれてはたいへんだから。
特老にははいりたくないけど、「山科」だったらお世話になりたい。

10年以上まえ、歯がすごくいたくて、
わたしはつらい夜をすごしたことがある。
家にいたネコのピピがわたしによりそってくれ、
その存在がどれだけありがたいかに感謝した。
死ぬときは、家族でなくても、
なかよしの動物がいっしょだったら、おだやかにいけるだろう。
わたしはいま、障害者介護の仕事についているけど、
動物を施設のなかにとりいれようとしたら、
さまざまな問題がでてくる。
「大好きなペットと一緒に最後まで」を実現させた、
「さくらの里山科」のすばらしいこころみに、あつい拍手をおくる。
MoDy8JEIQSqRzEj8xcig9V_cuLlILAt01k-_AFi0NYWN2N2gkNOtcQmcqATVlUpEPL26m36vUHHcrOLHykBGOYWZGR7yTarVNxwgRWwBul4xwYiA8w1lXFXuzgVUq2xvOpthqd3TThvEL6Jj_pJBTrb9vpBfwDIbERUBfOJFYp2pCtzpOW_PskveXn1Ds9Of8Rebi-7H9m6v_dP7N3srMyw8.jpg
きょうから、もうひとつの土曜日の定番、
Jリーグの実況放送が再開される。

posted by カルピス at 17:12 | Comment(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする