2020年07月18日

夫問題

きのうの朝日新聞に、
「ひとりっていいな」という投稿がのった。
15年まえに「一大決心して」離婚し、
それ以来、ひとりでのくらしをつづけてきた67歳の女性が、
さみしさより、気らくさがまさる生活をかいている。
 ご飯を食べるのも、お風呂に入るのも、トイレに行くのも、誰に気兼ねすることなく、この部屋も時間も全部私だけのもの。

きょうの朝日新聞土曜日版beの「悩みのるつぼ」には
「退職後の夫が、家からでない」なやみがもちこまれている。
 夫は家事も手伝ってくれ、優しい人だと思います。でも常に居られると気持ちが休まらないのです。イライラを感じ、血圧が高くなったりしますが夫に非はないので困っています。

この相談にたいし、回答者の美輪明宏さんは
「ぜいたくな悩みです」
「相手への感謝が全然感じられません」と、
相談者のなやみにぜんぜんかみあわないはなしを
延々とつづけるだけだ。
「夫に非はないので困っています」といっているのに、
美輪さんは「理想の夫」だと相談者の夫をとらえる。
「いっそ独身になられたらいいのではないでしょうか」
なんていいだす。
たしかに、それがいちばんいい解決法かもしれない。

先週の「悩みのるつぼ」は
「妻が手も握らせてくれない」
という70代男性からの相談で、回答者は上野千鶴子さんだ。
時には手ぐらい握り合ったり、ハグぐらいあったりしても良いのではないかと思いますが、妻は嫌なものは嫌だといってガンと受け付けません。ときに朝方に妻の布団に潜り込むとカンカンに怒り出し、罵声に暴力、最後は逃げ出し、昼間とは豹変します。

これに対し上野さんの回答はするどい。
(相談の)中には、書かれていないことがたっぷりありそうです。これまでに不倫したり、風俗にはまったりした「前科」はありませんか?(中略)
愛情のやりとりや気持ちのふれ合いなしで、突然スキンシップを求められても気持ち悪いだけ。

夫がらみでよせられた、3つのはなしをよむと、
夫の存在が、どれだけ妻にとってストレスかにおどろく。
ましてやそこにセックスがからむと、
すくいがたい一方通行の関係だ。
女性の拒否反応がここまではっきりしめされるとは。
夫婦とは、夫とは、いったいなんなのだろう。
ひるがえって、わがやはどんな関係をきずけているだろう。
わたしだけそれなりに問題なくやっているつもりでも、
配偶者がどうとらえているのか自信はない。
直接たずねるのはおっかないし・・・。
できるだけ家事をして、なるべく家にいないほうがよさそうだ。
わたしの存在が配偶者のストレスにならないよう、ひっそり生きよう。

posted by カルピス at 15:36 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする