2020年07月30日

べつやく れいさんの「ノンオイルにオイルを足してやりました」がすてき

デイリーポータルZにのった
べつやく れいさんの
「ノンオイルにオイルを足してやりました」
がおかしかった。
https://dailyportalz.jp/kiji/nonoil_ni_oil_wo_plus
ノンオイルの青じそドレッシングがすきで、
「何にかけてもうまいし、ノンオイルだからカロリーも気にならない」
といっておきながら、べつやくさんがおもいついたのは、
ノンオイル、オイルなしでもうまいのにそこにオイルを入れたら・・・。

だった。
さらにそのあと「塩分控えめ」に塩を足したり、
「甘さ控えめ」に砂糖をたしたりもためしている。
オイルや塩をたせば、ノンオイル、
そして塩分ひかえめをかった意味がないのに、
そっちのほうがおいしいのでは、と
あえてオイルや塩をくわえる発想がすばらしい。
べつやくさんの発見は、ヘルシーがうりのサラダチキンに
オリーブオイルをたっぷりかける、というもの。
脂質をできるかぎりとりのぞくことで、
商品の特徴をアピールしようとした製品開発部のひとたちは
べつやくさんのこころみに、がっくりヒザをおるのではないか。

ビールみたいにおいしいといわれているノンアルコールビールに
ふつうのビールをいれたら、さらにおいしくなりそうだ。
糖質オフのパンがそこそこの味なら、
たっぷりジャムをぬったら、すごくおいしくなるはず。
べつやくさんのこの記事は、
「ひかえめ」をありがたがる消費者の目をさましてくれる。
ヘルシーとか、カロリーオフとかにまどわされず、
自分の舌をしんじ、どんどんオイルや塩をたしてみたくなった。
ひかえるより、我慢しないでくわえるほうがたのしそうだ。

posted by カルピス at 21:41 | Comment(0) | デイリーポータルZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする