運転中にラジオをきいていたら、
「みんなで筋肉体操」の村雨辰剛さんが
ゲストによばれてはなしをしていた。
筋肉体操の「スクワット1」では、
白人のおおきな男性がお手本をしめしている。
講師の谷本さんが、
「2秒でおろし、2秒でたつ。
これをくりかえし、できなくなったら、
さらにできるだけはやいスピードで
数回 反復し、限界までおいこみます。」
とメニューのポイントを説明するとき、
カメラのまんなかにたってスクワットをつづけ、
発達したふとももをみせているのが村雨さんだ。
日本人の名がふってあり、かたがきは「庭師」となっている。
日本人名なのに、外国人だ。
でも職業が「庭師」って、どんなひとなのだろう。
ラジオ番組でのはなしをきいていると、
村雨さんはスウェーデン出身で、日本に帰化したという。
高校生のときに日本でのホームステイを経験し、
高校を卒業するとすぐに日本にやってきている。
ふるくからの日本の文化に関心があり、
日本庭園やお寺の庭のうつくしさにひかれている。
これまでつたわってきたもののよさに
おおくのひとが気づいてほしい、という気もちから
筋肉体操に参加しているそうだ。
筋肉をみせたいのではなく、日本文化をまもり、
うけついでいくのが村雨さんのねがいだという。
村雨さんはとてもじょうずな日本語をはなされる。
はじめは、日本人どうしの会話だとばかりおもっていた。
これだけの日本語を身につけるのは、
そして きびしい庭師の修行をつづけるのは、
たいへんな努力が必要だったろうに、
村雨さんはさらりとたのしそうにはなす。
日本のなにがそんなに
村雨さんのこころをとらえたのだろう。
とはいえ、すこしまじめすぎないか。
「バカボンのパパにあこがれて庭師に」
くらいをいってほしかった。