2020年09月30日

ベテランたちの活躍がうれしいJリーグ

先週おこなわれたJ1リーグ第18節、
川崎フロンターレ対横浜FCの試合で、
三浦カズ選手が先発して話題になった。
53歳でのJ1リーグ出場は、これまで中山ゴン選手がもっていた
最年長記録(45歳)を大幅に更新している。
試合は3-2で川崎がかったのに、そちらはほとんど注目をあつめず、
三浦選手ほぼ一色の報道となっていた。

この試合には、三浦選手だけでなく、
ほかにもなんにんかのベテランが出場している。
横浜FCでは中村俊輔選手(42歳)と松井大輔選手(39歳)。
川崎フロンターレでは、中村憲剛選手(38歳)だ。
今シーズンのJリーグは、わかい選手の活躍がめだつなか、
こうしたベテランの存在は サッカーファンとしてうれしい。
8月には、鹿島アントラーズの内田篤人選手が引退を発表した。
まだ32歳と、はやすぎる決断におどろいたけど、
自分のイメージどおりにからだがうごかなくなったのだろう。
J2やJ3にクラスをおとしてつづけるひともいれば、
内田選手のような身のほどこし方もある。
32歳の引退は残念だけど、本人の決心を尊重するしかない。

三浦カズ選手は、Jリーグのベテランとくらべても、
さらに10歳以上年長なわけで、そのすごさはけたはずれだ。
カズ選手の存在は、年配者の希望、というよりも神話みたいだ。
本人のプレーが期待されているだけでなく、
チームの選手たちへの影響もはかりしれないというから、
これからもながく現役をつづけられることをねがう。

わたしはよくからだをうごかすほうだとおもうけど、
やってることはゆっくりはしったりおよいだりで、
はげしいうごきはまったくしていない。
うごきにも、スピードがなく、全力ではしろうとおもったら、
そのまえに1時間ぐらい入念なウォーミングアップが必要だろう。
そうやって準備しても、スピードはたかがしれている。
ジャンプしてもからだが宙にうかない。
イメージだけで、じっさいのからだはジャンプしてない。
バッティングセンターでバットをふっても、
いちばんおそいスピード(90キロ)でも
まったくボールにあてられなかった。
小学生のときは、野球少年として、
まいにちのように草野球であそんだものなのに、
いまではボールのうごきに目がついていかない。
老化は、こうした現実を、
ひとつひとつうけいれつつすすんでいく。
きざしは30代の前半におとずれていた。
ふわりとあがったかんたんな打球にたいし、
目測をあやまりへんなところにグローブをだしていた。
このときは、ひさしぶりのソフトボールだからと、
さほど気にしなかったけど、
おそらくあれは、老化のはじまりをつげるエラーだった。
そうしたいっぽうで、53歳ながらJ1リーグに出場するひとがいる。
三浦カズ選手のすごさは圧倒的だ。

三浦カズ選手の活躍をたたえながらも、
上をみればきりがないし、下をみてもしょうがない。
あいてにするのはいつも自分自身だ。
スピードや順位にこだわる気はすでにないので、
はしったり、およいだりをつづけながら、
いつまでもうごくからだをたもちたい。

posted by カルピス at 21:59 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする