2021年03月14日

ドナ=タートの『ゴールドフィンチ』全4冊を注文する

ドナ=タートの『ゴールドフィンチ』全4冊を注文する。 6490円。
たかいので、すこしまよったけど、
このまえよんだ『黙約』がおもしろかったので、
彼女がえがく独特の世界に またどっぷりつかりたくなった。
このさきどれくらい生きられるかわからないのだから、
お金をケチらずに体験しておこう、と自分にいいきかせる。
全4冊のボリュームは、『カラマーゾフの兄弟』に匹敵するのでは。
なにかの事情で2週間待機、みたいな状況になったら、
きっとこの注文が生きてくるだろう。
新型コロナウイルスで入院、あるいは2週間の隔離とか。
4冊を、ぶじよみおえたあかつきには、
ひとは2つにわけらえる、
『ゴールドフィンチ』をよんだ人間か、
まだよんでないか、 なんてえらそうにいいたい。
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机の横には、積読もたっぷりあり、
とうぶん本をかわなくても、よむ本にはこまらないのに、
おもしそそうな評判をきくと、つい注文してしまう。
いちねんに、せいぜい50冊しか本をよめないのだから、
わたしが想定している寿命は75歳なので、
あと750冊しかよめないことになる。
おおいような、すくないような。
あたらしい本だけでなく、よみかえしたい本もたくさんある。
仕事にあてる時間をもっとおさえないと、
このままでは予定どおりの読書生活はおくれない。
とはいえ、長期展望をもたないのが基本方針だ。
5年さきのことをかんがえてもしかたない。
けっきょく、いまのような本とのつきあい方を
このさきもつづけるだろう。

これまでにいちばん本をよんだのは、大学4年生のときだ。
単位がたりず、卒業できそうにないあせりから、
なにか自分をささえてくれるものはないかと本をさがし、
本多勝一さんの本をよみあさった。
本多さんの著作と、そのなかでとりあげられた本、と
芋づる式に よむ対象がどんどんひろがっていく。
まいにち一冊はよんでいた。
卒業できないあせりは どこかへいってしまい、
いま自分はなかなかえがたい体験をしているかも、とおもった。
けっきょく、ほんとに卒業できず、
そのまま大学にのこっても 勉強しないだろうと、
あっさりあきらめて大学をやめた。

posted by カルピス at 21:38 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする