2021年03月20日

『人新世の「資本論」』的にみると換気扇そうじはどうなんだ

換気扇のそうじをする。
これまでは、しりあいの業者さんにおねがいして、
3ヶ月にいちどきてもらっていた。
2時間ほどかけてきれいにしてくれるので
たすかっていたけど、都合がつかなくなったそうだ。
そうじのプロにたのむと、2万円するので、
今回からわたしがやることに。

どうせやるならトム=ソーヤみたいに
換気扇そうじをイベントにしようと、
マジックリン・ゴム手袋・スポンジをかって気分をもりあげる。
はずれる部品はぜんぶはずして、
徹底的に油よごれをおとそうと、はりきってとりくむけど、
すぐに限界がくる。わたしの技術では、
もとにもどせなくなりそうでおっかない。
そもそも、換気扇のファンがはずせない。
ネットをみると、ふつうのネジと反対方向にまわす、とあるけど、
ちからをこめてもはずれる気配がない。
けっきょく、ファンはそのままに、
マジックリンをシュポシュポふきかけて、
手がとどく範囲のよごれをキッチンペーパーでふきとる。
ほかの部品にも、マジックリンをかけてあらう。

ようやくおわった、やれやれと、
もとにもどそうとするけど、心配していたとおり、
どこがどのネジだったかわからない。
いろいろためし、なんとかぜんぶのネジをつかいきったものの、
ひとつのネジは半分しかはまらない。そこがきまらないと、
ほかの部品がガタガタうごいて いやなかんじだけど しかたない。
さいごに、ホームセンターでかってきたフィルターをはりつける。
換気扇のそうじなんて、できるだけやりたくないので、
このフィルターがわたしの秘密兵器だ。
ややこしい部品のとりはずしをせず、
フィルターのとりかえだけならかんたんだろう。
フィルターがあるぶん、換気扇をまわすと音がうるさいけど、
それでよごれをすいとってくれるならがまんする。
フィルターにどれだけの効果があるのか期待したい。
57XvsG83oAwKbV_CeiLKJNXgDVqPzMOB48kgT3tNHwa1bEy2xhrA86PIUSU3yc2pQiVhHWXEcvWTEh_f-WPb-z_6dkw81pHT1JdzI5ijfDrgzQxyuQ7TP_mGYRg5bVz-PCCfjTlFViUvvUncHWko0tfY-XAKmjACG9LSXP86PYPHhXg7n-ld9nf4TrrL6XHVA7eA3kP-YjwoPFDwjAXA_FJx.jpg
すこしまえから気になっていた案件がかたづき、
すこしは達成感もあり、やれやれと一息ついて紅茶をいれる。
このところわたしの頭にあるのは、
『人新世の「資本論」』的にとらえると、
このとりくみはどうなのか、ということだ。
換気扇のそうじにマジックリンをふきかけ、
キッチンペーパーをたくさんつかって油をふきとる。
グローバルサウスに、地球環境に、
どれだけ負担をかけてしまっただろうか。
マジックリンをかうのは自転車でいったけど、
フィルターは自動車でかいにいっている。
そもそも、換気扇がよごれるほど
油をたくさん料理につかう生活って、どうなのか。
3.5%の意識たかい系のひとたちは、
どんな換気扇そうじをしてるのだろう。

posted by カルピス at 17:19 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする