「『寿司チャーハン』と『チャーハン寿司』」という記事がのった。
https://dailyportalz.jp/kiji/sushi-chahan
寿司のシャリとネタをつかってチャーハンをつくるのと、
チャーハンをシャリにして寿司をにぎる、というこころみだ。
それぞれをたべてみた感想は、
普段とは一味違う海鮮チャーハンという感じで、本気で美味しいです。
チャーハンが余ったからってわざわざ作る必要はないように思います。
ということだ。
「やってみなければわからないことをやってみたところ、やってみなくてもいいことがわかった」
とパリッコさんはまとめている。
わたしもなにか
「やってみなければわからないこと」をやってみよう。
料理をつくるとき、レシピにはよく 塩コショウーで味をととのえる、
なんてかかれているけど、塩はともかく、
コショーって本当に必要なのか。
いつもテキトーにコショーをふりかけるけど、
気やすめ、あるいはおまじないみたいなもので、
じつはたいして意味がないのでは。
鳥のモモ肉に、塩だけをふりかけてやいてためしてみる。
あきらかに気のぬけた味で、おいしくなかった。
あたりまえの結果だけど、
「やってみなければわからない」ことはたしかだ。
そして、「やってみなくてもいい」こともわかった。
いつものむ芋焼酎は黒霧島だけど、たまにはほかの種類を、と
まえによくのんでいた黒伊佐錦をひさしぶりにかってみた。
のみくらべたら、ちがいがわかるだろうか。
黒霧島のほうが、しっかり芋焼酎らしいかおりがして、
あきらかに黒伊佐錦よりおいしいとおもった。
まえによんだ新聞の記事に、焼酎づくりのさかんな鹿児島県の酒造が、
いちばんうれている芋焼酎は宮崎県の黒霧島なのをくやしがっている、
みたいなことがかかれていた。
黒霧島がこれだけはっきりおいしいと、
ほかの芋焼酎はおいかけるのがたいへんだろう。
まえにわたしがスーパーで黒霧島をかったとき、
レジのおじさんが「やっぽこれのもんですね」とはなしかけてきた。
いろいろワインがでまわっていようとも、
けっきょくブルゴーニュとボルドーにとどめをさす、みたいな
黒霧島にたいする絶対的な信頼感がうかがえる。
どちらがおいしいかなんて、ひとそれぞれのこのみでしかないので、
ためしてみても、だからどうなんだ、というはなしでしかなかった。