プリンが去勢手術をしてから10日たった。
どうやらスプレー行為はとまったようで、
あいかわらずおしりをたかくつきだし、
尻尾をピンとはるポーズをとるものの、
スプレーの発射はとまっている。
なんどもこのポーズからスプレーされたので、
おしりをあげると スプレーされそうでおっかないけど、
この10日間は、いちども被害にあってない。
去勢手術をすると、3日で男性ホルモンのほとんどがうしなわれる、
と動物病院の先生がいわれたとおり、
プリンの野生はみごとになりをひそめた。
スプレーした記憶はのこっているので、
手術をしてもスプレー行為がかならずとまるとは保障できない、
といわれたけど、プリンの場合、生後9ヶ月だったので
クセになるところまでは いってなかったのかもしれない。
プリンは毎朝わたしのベッドにきてあそびの催促をする。
まえは、このときにわたしのパジャマをねらって
スプレーすることがおおかった。
そのときの印象がしみついているので、こわごわとプリンをだき、
いつスプレーされてもいいように、
おしりのちかくをタオルでおいかける。
プリンとしても、スプレーしたそうなようすをみせ、
いつでも実弾が発射されそうなものなのに、
いまのところなにごともなく、ベッドでいっしょにねてくれる。
このときにのどをおおきくならすのが、ねぼけた頭にここちよい。
ごはんをたべる量もふえたような気がする。
まえはごはんをまえにしても、気のないそぶりがおおかったけど、
いまは旺盛な食欲をみせ、お皿をからにする。
プリンは3.7キロしかなく、いつまでも子ネコの体型のままなので、
これからの成長に期待したい。
プリンはコップから水をのむのがすきで、
わたしが歯をみがいていると、すぐによってくる。
コップが必要だなんて、あんがい行儀のいいネコかもしれない。