2021年04月13日

文章をみぢかくするとうまくいく

アルバイトさきのハーブショップでは、
苗の発送にあわせ、スタッフがかいた
「季節のあいさつ」を納品書に同封し、
お客さまへのサービスとしている。
あらためて文章をかくのはたいへんなので、
わたしはブログにかいた記事のうちから適当なものをえらび、
この「季節のあいさつ」につかいまわしをしている。

まるうつしできたららくだけど、40行ほどの記事を、
A5紙におさまるよう、みぢかくする作業が必要で、
これがあんがいむつかしく、勉強にもなる。
ブログをかくときには、必要最小限の記述となるよう
気をくばっているつもりなので、それをさらにみぢかくすると、
もとの趣旨をあらわせないのでは、とはじめはおもっていた。
あるいは、要点だけの文となり、うるおいにかけるのでは、とも。
でも、A5紙におさまるように、大胆なみなおしをかけると、
もとの記事をかなり省略したものになりながらも、
ちゃんとした内容をたもったままの「あいさつ文」ができあがる。
文章がみぢかいだけ、かきなおしたもののほうが、
すんなりつたわりやすいかもしれない。
かくほうは、できるだけわかりやすいように、
いろいろな例をあげて説明したつもりでも、
よむ側からすると、ただくどいだけかもしれないから。

「シゴタノ!」の大橋悦夫さんが、「えのさん」の発行している、
9行のみのメルマガを紹介していた。
https://cyblog.jp/238
えのさんに
「9行以内でスパッと言い切れないなら、結局それは伝わらない」
といわれ、大橋さんはたしかにそうだと納得したという。
1.最初はとりあえず行数を気にせずワーッと書く
2.次に9行に収まるようにどんどん縮めていく
3.努力の甲斐なく9行に収まらなかったら、そのネタは捨てる

せっかくかいた文章をすてるのは、もったいない気がするけど、
「9行以内に収まらないということは自分で扱える範囲を超えているのだと考えています。(中略)そもそも自分でスパッと言い切れないようなことを書いても読んでいる人には伝わらないでしょう」

そして、えのさんは、引用もしないのだそうで、
なぜなら引用なんかしていると、9行におさまらないから。
わたしの記事は、ときには引用だらけなので耳がいたい。

ブログをかくときに、どうにもうまくいかないときは、
ひとまとまりの文をきりすてたら、すんなりまとまることがある。
うまくいかなかったらみぢかくきりすてる、はひとつのコツだ。
とはいえ、9行は、そうとうみぢかい。
40行をA5紙におさめるだけでたいへんなのだから、
9行にしぼるのは、発想をかえないとむつかしそうだ。
のこされた9行は ほんとう必要な情報なのだろう。
えのさんのかんがえ方はおもしろいけど、
わたしにはとてもできそうにないテクニックだ。

posted by カルピス at 21:22 | Comment(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする