2021年04月23日

いつかは死ぬといいながら、心配しがちなわたし

いつものようにプールでおよぐ。
1500メートルをつづけて、そのあと50メートルで
4種目を2本ずつ。合計2000メートルのメニューだ。
先週およいでいるとき、とちゅうから
きゅうに左手がうまくとじなくなった。
最近しりあいが脳梗塞をおこしたことが頭をよぎる。
脳梗塞のまえぶれって、どんな症状だったっけ。
こわくなって、とちゅうでたちどまりかけたけど、
これぐらいのことでおよぐのをやめていては、
このさきなにもできないぞ、とおもいなおし、
そのままなんとかおよぎつづける。
プール監視がみていてくれるから、
もしわたしがおぼれても、たすけてくれるだろう。
1500メートルをおよぎおえると、
タイムはいつもより1分おそいものの、
これぐらいのおそさは「いつものこと」なのでおどろかない。
なにもおきなくてよかったと、ほっと一息ついた。

わたしは善玉コレステロールがたかく、
悪玉コレステロールはひくい。
中性脂肪はひくく、血圧もたかくない。客観的にいって、
動脈硬化や血栓ができるおそれはあまりないとおもうけど、
可能性はゼロではないので、脳梗塞はこわい症状だ。
いろいろなまえぶれがいわれているけど、
よほどはっきりした自覚症状がなければ、病院へはいかず、
そのままやりすごしてしまうだろう。

人間は、どうせいずれはなにかで死ぬわけで、
ガンかもしれないし、脳梗塞かもしれない。
映画をみていると、七難八苦をくぐりぬけて、
なんとか恋人や家族のいのちをすくう場面がよくでてくる。
なみだながらに 無事をよろこびあうひとたち。
たすかったのだから、わたしも素直に感動すればいいわけだけど、
いまは死ななくても、いずれはどうせ死ぬんだけどな、と
つぶやいてしまいがちな人間だ。
いきのびて、おおよろこびしても、いつかはみんな死んでしまう。

いつかは死ぬと、達観したようなことをいいながら、
じっさいは、ちょっと異常をかんじると、おびえてしまう。
60歳というと、からだに異変がおきても おかしくない年齢で、
おおきな症状は まだでていなくても、あちこにちガタがきて
わかいころとおなじようには くらせなくなっている。
なにがおきても、もう不思議ではない。
そのつづきとして、死も身ぢかにせまりつつある。
はしったり、およいだりしているとき、
きゅうにたおれたら いやだなー、と
心配がこころをかすめるようになった。
こんなことをいっている人間には、
ぜんぜんべつの方向から死がやってくるかもしれないけど。
実態がないものを こわがってもしかたないので、
プールでたちどまらなかったことをささえに、
これまでつづけてきたことを、
これからもできるだけつづけようとおもっている。

posted by カルピス at 21:09 | Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする