職場の介護施設(生活介護・就労継続支援B)で
成人をいわう会がもよおされた。
もともとは1月に予定されていたものが、
新型コロナウイルスの影響で延期となり、きょうとなった。
おりから、全国的に第4波の感染がひろがりつつあり、
島根県でも このなんにちか、複数の感染者がでている。
ひさしぶりにリアルなこわさをかんじる状況となった。
それでも、会をまたのばすよりも、
感染に配慮したかたちで実行しようと、
予定どおり4名の新成人をいわった。
ひとりひとりの新成人にたいし、
職員がおいわいのことばをのべる。
学校でお世話になった先生方もおまねきし、
生徒だったときのようすもうかがった。
誕生からこんにちにいたるまでの写真が
映像として編集され、赤ちゃんだったころや、
学校での行事にとりくむ姿が紹介される。
運動会でのたのしそうな笑顔や、
あたらしい体験に胸をときめかせている真剣な表情、
保護者たちがほほえむ しあわせそうな写真をみると、
おさなかったころからの成長がしのばれる。
わたしたちは、彼・彼女たちと大切なひとときをともにすごし、
いまは人生の節目にたちあっているのだと、エリをただされる。
新成人のひとりは、いつもとちがう場所や雰囲気にとまどい、
なかなか会場にはいることができなかった。
式のながれがとまりそうになっても、
その方が部屋にはいれるまであわてずにまちつづけ、
さいごにはピッタリと記念写真におさることができた。
スムーズな進行にこだわのではなく、
その方の障害特性に配慮した対応が印象にのこる。
にぎやかで、おいわいのあたたかい雰囲気にみちた会となった。