教育芸術社の『MOUSA』という教科書には
ロックの系譜図がのっていて、
アーティストやジャンルごとの関係性が
とてもよくわかるのだという。
https://dailyportalz.jp/kiji/rock-music-in-music-textbooks
ラジオの音楽番組をきいていると、
ブルース・リズム&ブルース・プログレッシブロック・AORなど、
きいたことはあるけど、じゃあ正確な意味はどうなんだといわれると、
よくわからない単語がよく耳にはいる。
『MOUSA』はロックを系譜図にすることで、
それぞれのジャンルが歴史的にどんな位置づけとなり、
その代表的なミュージシャンは、などものっていて、
すごくわかりやすそうだ。
ジャズとブルースがロックにどう関係しているのか、
なんていう疑問も、『MOUSA』をみればすぐわかる(はず)。
わたしは、こういう教科書をまっていたのではなかったか。
『MOUSA』は
ロックのページに限らず、高校を卒業しても手元に残しておきたい教科書であることを目指して編集しています。
というすばらしい方針のもとにつくられている。
「高校を卒業しても手元に残しておきたい」
とおもえる教科書が、ほかの教科にはあるだろうか。
ほしくなったので、さっそくアマゾンで『MOUSA2』を注文した。
まさかわたしが音楽の教科書をもとめるようになるとは。
ロックの時代的な位置づけが、
高校生の基礎的な知識となる意味はおおきい。
教育芸術社のラジカルな教科書づくりに期待したい。
ロックだけでなく、クラシックでも、
こうした系譜図がわたしには必要だ。
有名な作曲家たちは、だれがだれの影響をうけ、
どんなねらいのもとに、代表作となる曲をつくっていったのか。
わたしの頭のなかでは、有名な作曲家たちが、
脈絡もなくごちゃまぜになっているけど、
じっさいには、おたがいが影響をうけたりあたえたりしながら、
名曲の数々をつくりだしてきたことだろう。
それらが系譜図によって整理されたら
わたしの頭はずいぶんスッキリしそうだ。
本についても、こうした系譜図はつくれるだろうけど、
こちらはあるていどわたしにも土地勘があり、
自分で本をえらんでいけば なんとかなりそうな気がする。
とはいえ、わたしの本えらびは、かなりかたよりがあり、
たとえば時代小説にはまったく手をださない。
すべてのジャンルと代表作が系譜図になれば、
ガイドブックとして ちからになってくれるかもしれない。
なにごとも系譜図にするのは 画期的なアイデアにおもえる。