中国地方でもしだいに感染がひろがり、
いつもはすくない山陰両県なのに、けさの新聞では、
鳥取が47人、島根が14人の感染が発表された。
東京は3000人以上でているし、ほかの県でも
のきなみたくさんの感染が報告され、全体では1万人をこえた。
感染がひろがるのは わかったことなのに、
安全だとうそぶいてオリンピックをひらき、
その結果、当然ながら1万人以上の感染者がでると おおさわぎする。
自分たちがなにをしているのか、わかっているのだろうか。
アメリカのシモーン=バイルス選手(体操)が、
「メンタルが十分ではない」と
オリンピックの個人総合を欠場している。
メンタルが健康じゃないと、(体操を)楽しむことはできない。弱っているときに、あらがうのではなく、そこに対応していくことが大切です
チームメイトは彼女の決断を好意的にうけとめているそうだ。
すこしまえには、テニスの大坂選手が、
記者会見のプレッシャーをうったえて話題になった。
以前だったら、トップ選手はそれぐらいの負担にたえなければ、と
選手側の気もちが尊重されることはなかった。
一流選手は、おおくのひとが ものすごいプレッシャーにたえて
試合にでているのだろう。
どれだけプレッシャーがかかっても、
試合にでるのがあたりまえだとおもっていたけど、
そのなかで、おもすぎる重圧にたいし、
「メンタルが十分ではない」という理由で
出場しないのもあり、という判断が新鮮だった。
これらもまた、新型コロナウイルスがあぶりだした
スポーツのもつ一面なのだろう。
トップレベルの選手が、記者会見が負担だといい、
試合にでない、とくちにできるようになったのは、わるくない変化だ。
こんかいのワクチン接種も、注射をまつあいだ、
クッキー班のメンバーとレンタルDVDをみる。
かりたのは、なんとなく『ミニオンズ』。
スタートをみそこねたので、状況設定がわからず、
はじめはついていけなかったけど、そのうちなれた。
うごきと絵のなめらかさが生理的な快感をひきおこす。
なにをいってるのかよくわからない ミニオンズ語がおかしかった。
英語やふきかえでないのもいいものだ。
さいごに女王から冠をもらったとき、
ミニオンのくちにでたことばは
「テリマカシー」(マレーシア語)だった。
いろいろな作品のオマージュでもあるようで、
『カリオストロの城』と『秘密結社鷹の爪』に気づいた。
わたしがしらないだけで、
ほかにもたくさんの場面がかくされていそうだ。
映画ずきにはたまらない作品にしあがっている。