2021年07月07日

了解しました、とはふつういわない。かくだけ

ゴンチチの「世界快適音楽セレクション」をよくきいている。
前回のテーマは「了解の音楽」だった。
おふたりが、了解にまつわる曲を、
あちこちからひっぱりだしてくるのはさすがだ。
了解にかぎらず、どんなテーマでも、ふたりは世界じゅうから
いくつもの該当する曲をもってくる。
音楽への造詣がおそろしくふかいと、いつも感心しているのだけど、
ふたりがしっている曲だけでなく、
番組スタッフからも知恵をかりてるのだろう。
そこらへんの役割分担について、裏事情がしりたいものだ。

「了解」について、ふたりがやりとりするなかで、
「了解」ということばは、日常ではあまりつかわない、
というはなしがでた。
たしかに、文字としてはよくかいても、
会話のとき「了解」とはふつうあまりいわない。
日本語は、かきことばと、はなしことばに、
あまりずれがないことばだとおもっていたけど、
「了解」は無意識でつかいわけている。
ほかにも、かきことばとはなしことば、
それぞれを専門にする単語がいくつもあるのだろう。
了解は、圧倒的にかきことばのなかでつかうことばだ。

わたしはあるしりあいからの影響で、
このことばをおもしろがってつかってきたから、
会話のなかで「了解」と、よくいっているほうだとおもう。
そして、かきことばにおいて、
わたしがラインでいちばんよくつかうのも、この「了解」だ。
あいてからのメッセージには、「了解しました」
とこたえるのがいちばん無難な気がする。
いつもいつも「了解」では芸がなさすぎるけど、
もっともらしくひねるのはもうあきらめて、
ぜんぶ「了解しました」でかえすことにきめた。

ネットをみると、わかものは「了解」でさわずらわしいらしく、
「り」のひとことが「了解」を意味するのだという。
それでさえ、2年まえの記事だから、いったいいまは
なんといって「了解」をあらわしているのだろう。
ほかにもわたしがしらない略語がたくさんのっていた。
「了解しました」と「り」とのあいだには、
ずいぶん距離があるような気がする。
そうしたこまかなニュアンスを承知していなければ、
コミュニケーションがとれないのだから、
わかいひとたちのオリジナルなやりとりは、
きっとわたしにはさっぱりわからないのだろう。
職場では、20歳・30歳したの職員といっしょに仕事をしているけど、
会話がなりたっているのがこうなってくると不思議だ。
あいてが本気をだして「り」とか「マ」とかいいだしたら、
わたしには外国語みたいに意味不明なことばだ。
それにたいし、「了解しました」としか わたしはかえせない。

posted by カルピス at 22:13 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする