2021年07月17日

しりあいがはじめたマッサージ店へ

しりあいがひらいたマッサージのお店にでかける。
このひとは、6年まえに視力がおちはじめ、
原因がわからないまま視野がせまくなり、
いまでは片方の目がほとんどみえないほど病状がすんでいる。
それまでは、電気製品の修理と販売をなんでもひきうける、
便利な電気屋さんみたいな仕事をしていた。
なにかが故障したときや、あたらしくエアコンやテレビをかうときに、
いろいろ相談にのってくれ、とてもたすかっていた。
でも、目がわるくては つづけられない仕事なので
(自動車も運転できなくなる)、
盲学校に入学し、3年かけてマッサージ師の免許をとる。
そして、今年の6月下旬、
とうとう自分のお店をひらくまでにこぎつけた。

電気屋さんをしていたときから したしくしていたので、
ろう学校でマッサージを勉強しているときから
練習台としてなんどもマッサージをしてもらった。
センスもあったのだろうし、とても勉強熱心でもあり、
わたしがうったえる症状をいろいろしらべて、
ああでもない、こうでもないと、関係ありそうな筋肉をもんでくれる。
練習ということもあり、いつも2時間以上もマッサージしてくれた。

きょうは、はじめてお客さんとしてたずねる。
料金は1時間が3500円、1時間半で4500円というものだ。
はじめは1時間4000円をかんがえていたそうだけど、
けっきょく3500円におちついたという。
お客さんとしてはやすいほうがありがたいけど、
3500円はやすすぎて もうしわけない値段設定だ。

わたしは、ジョギングのとき、左うでがふれない症状に
もう10年くらいなやまされている。
いたくてたまらないほどではないし、うでだってふつうにあがる。
日常生活にはさしつかえないけど、ただ、運転してるときや、
首をひねったときなど、首と肩に違和感がでて、ズキッといたい。
タイへ旅行したときは、まいにちタイマッサージのお店にかようけど、
気もちがいいだけで根本的にはなおらない。
このいたみがなかったら、とおもいながら10年がすぎた。

もうながいことつきあっているいたみなので、
しりあいにマッサージしてもらったからといって、
すぐに すっかりよくなるとは期待していない。
すこしでもいたみがひけば、というのと、
もんでもらっているときの気もちよさがわたしの目的だ。
でも、マッサージする側としては、
なにか具体的によくなった実感がほしいと、
しりあいは、いろいろなもみ方をためしてくれる。
わたしも遠慮しないで、気もちのいいポイントや、
刺激のつよすぎるもみ方には すぐに感想をつたえる。
きょうは首と肩だけでいいです、と
マッサージをはじめるとき つたえていたのに、
時間をのばして けっきょく全身をていねいにもんでくれた。
治療のあと、すぐにはしって うでのふりをチェックすれば、
マッサージの効果がわかりそうだけど、冬ならともかく、
30℃以上のあつさのなか、はしる気にはとてもならない。
気もちよさにお礼をつたえ、規定の料金をはらってお店をでる。
月にいちどのマッサージが、これからのたのしみとなる。

posted by カルピス at 21:30 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする