きのういったマッサージのお店には、
けんすい用の器具がおいてあった。
ぶらさがり健康法につかうような形をしている。
マッサージをうけるまえに、さっそくためしてみる。
まえは、順手と逆手で10回ずつ けんすいができていたのに、
きょうはそれぞれ5回と2回しか からだがあがらない。
ずっと広背筋のメニューをやっていなかったので、
できなくなっていて当然なのだけど、それでも残念だ。
わたしはまいにち「みんなで筋肉体操」の
うでたてふせとスクワットをやっており、
筋肉への刺激としては、おおむね満足しているけど、
唯一たりないとかんじているのが広背筋のトレーニングだ。
「筋肉体操」のなかにも広背筋のプログラムがあるとはいえ、
タオルをつかったり、自分でうでをひきあったりと、
いまひとつやりにくくて、おもしろみがない。
しりあいにたずねると、けんすい器は
アマゾンで6000円くらいだったという
(わたしがしらべると、8000円以上だった)。
しっかりしたつくりで、にぎりやすく、
けんすいだけでなくヂィップスもできる。
とはいえ、それだけのために、ぶらさがり健康器みたいな
この器具をおくのはさすがに邪魔だ。
マッサージにいったときは、けんすいをさせてもらえるけど、
マッサージのまえにしてもあとにしても、
けんすいをするタイミングとしてはすこしへんだ。
学校の校庭にある鉄棒でもけんすいができるとはいえ、
手がるにとりくめる場所には なかなかない。
宍道湖岸ぞいに、マッスルビーチみたいな公園があればいいのに。
民間の施設以外で フリーウエイトが充実しているジムは、
県立プールのなかにある。利用料は、1回330円。
コロナ禍とはいえ、わかものから高齢者まで
いつもおおくのひとが利用している。
ベンチプレスとスクワットは とくに人気がたかく、
順番をまたなければならないし、
いまはマスクをつけなければならず、
マスクが苦手なわたしは 気もちよくトレーニングできない。
ジムをあてにするのはやめ、けんすい器と、いっそのこと、
ベンチプレスのセットもかおうか、という案が頭にうかんだ。
本をおいている部屋に、ベンチとけんすい器くらいなら、
なんとかおさまりそうだ。
3年くらい、ほぼ毎日「みんなで筋肉体操」にとりくんでいる。
うでたてふせとスクワットで、それぞれ4種類をくみあわせており、
気がまぎれるとはいえ、さすがにいいかげんあきてきた。
ひさしぶりにフリーウエイトを全面にとりいれたら
新鮮な気分でトレーニングにとりくめそうだ。
生きる希望がわいてくるかもしれないし。
問題は60歳というわたしの年齢で、このさきあと何年、
フリーウエイトのトレーニングができるだろうか。
でも、健康づくりのためなら、やすい投資かもしれない。
サプリメントにお金をかけることをおもえば、すぐ元はとれる。
70キロのバーベルセットとベンチで3万6000円。
ただ、器具をおこうとしている部屋は、
ネコたちがトイレにつかっており、
わたしのトレーニングで彼らの気をちらすのは もうしわけない。