チャリダー(NHK-BS)で、自転車でのキャンプをとりあげていた。
30年ちかくまえに、一條裕子さんの『自転車キャンピング』をよみ、
自転車での旅行をこころざしたわたしなので、
ロードレースやヒルクライムとはべつの興味をかきたてられた。
番組では、カメラマンの渡部さんと、おわらい芸人のはなさんが
100キロのコースを、キャンプ場で1泊しながらはしる。
まず、自転車でのキャンプになれているガイドから、
装備や荷物のつみ方をおそわり、それぞれ軽量化をめざしながら
自転車にバックをつみこんでいく。
渡部さんのテントは、いわゆるツェルトで、250グラムしかない。
居住性はわるそうだけど、渡部さんは
「ぼくの家だ」といって満足そうだ。
軽量化するといっても、ふたりの自転車は、
かなりの量の荷物をのせている。
いぜんのわたしだったら、「キャンプごっこ」のほうに意識がむかい、
キャンプらしい装備にこだわっただろうけど、
歳をとったせいか、いまはできるだけかるい荷物ではしりたい。
いくらかるくても、テントなんかもっていかないで、
雨と風をしのげて 野宿できる場所をさがす
(そこらへんは、「野宿野郎」の編集長、
かとうちあきさんの影響がおおきい)。
食事をつくるのにマキでかまどをつくるのはめんどくさいので、
ガソリンストーブのほうがいい。
汗をかいてはしったあとは、
まずお風呂にはいってさっぱりしたいところだ。
渡部さんとはなさんの自転車キャンピングは、
いまのわたしなら、まずやらないようなスタイルだけど、
おふたりともすごくたのしそうだった。
渡部さんは、いちにち外にいたことをよろこんでいる。
はなさんも、アシストつき自転車とはいえ、
きゅうな坂道をのぼりきった自分に感動していた。
自転車でのキャンプを、なにもしらないふたりだから、
よけいにたのしい体験となったのだろう。
ソフィスティケートされたわたしには、味わえないよろこびであり、
おふたりの率直なよろこび方がいいかんじだった。
あそんだ、という充実感が大切なのだろう。
2021年10月18日
2021年10月09日
「タモリのジャズ・スタジオ」
ユーチューブで「タモリのジャズスタジオ」をみる。
1995年に4夜だけ放送されたという番組らしい。
タモリさんと大西順子さんが司会で、
第1回は林家こぶ平さんと景山民生さんが登場する
(あとから糸井重里さんも)。
https://www.youtube.com/watch?v=oZxsZ3N-TPs&list=PLONSE0BdfqeLcsh2_vwcwYFpSv6lrffMW
ジャズというとむつかしい世界におもえるけど、
4人のおしゃべりをきいていると、俗なはなしもおおく、
安心して番組をたのしめる。
たとえば。景山さんが学生のころ、
ダンスパーティーで演奏すると、1人2500円の入場料で、
けっこうなおこづかいかせぎになったという。
タモリさんは司会と演奏をあわせ5000円もらえ、
それをひと夏つづけると、
つかい道にこまるぐらいお金がたまったそうだ。
いまのジャズミュージシャンよりいいんじゃないですか、
と大西さんがいう。
ジャズミュージシャンは、たとえばライブハウスの場合、
きたお客さんの数でギャラがきまるといい
(寄席といっしょ、とこぶ平さんがいう)、
ひとがはいらないと数百円なんてこともあるらしい。
こんな、お金のはなしをさらっときける番組はめずらしい。
俗なはなしだけではもちろんなく、
セロニアスモンクのすごいことは、とタモリが大西さんにたずねると、
「異常にスイングしてますね」「ムダがないですね」と
プロの視点からのはなしもきける。
タモリさんをはじめ、大西さん、こぶ平さんなど、
ながねんジャズにひたってきた ひとのあついおしゃべりがすばらしい。
ジャズは、あまりにも森がふかくひろいので、
どこからきいていいのか 初心者にはわからない。
わたしはクラシック音楽に「のだめ」からはいったくちなので、
ジャズに関しては、「タモリのジャズ・スタジオ」を参考にしようか。
音だけでなく、映像があると、こういうときにすごくたすかる。
1995年に4夜だけ放送されたという番組らしい。
タモリさんと大西順子さんが司会で、
第1回は林家こぶ平さんと景山民生さんが登場する
(あとから糸井重里さんも)。
https://www.youtube.com/watch?v=oZxsZ3N-TPs&list=PLONSE0BdfqeLcsh2_vwcwYFpSv6lrffMW
ジャズというとむつかしい世界におもえるけど、
4人のおしゃべりをきいていると、俗なはなしもおおく、
安心して番組をたのしめる。
たとえば。景山さんが学生のころ、
ダンスパーティーで演奏すると、1人2500円の入場料で、
けっこうなおこづかいかせぎになったという。
タモリさんは司会と演奏をあわせ5000円もらえ、
それをひと夏つづけると、
つかい道にこまるぐらいお金がたまったそうだ。
いまのジャズミュージシャンよりいいんじゃないですか、
と大西さんがいう。
ジャズミュージシャンは、たとえばライブハウスの場合、
きたお客さんの数でギャラがきまるといい
(寄席といっしょ、とこぶ平さんがいう)、
ひとがはいらないと数百円なんてこともあるらしい。
こんな、お金のはなしをさらっときける番組はめずらしい。
俗なはなしだけではもちろんなく、
セロニアスモンクのすごいことは、とタモリが大西さんにたずねると、
「異常にスイングしてますね」「ムダがないですね」と
プロの視点からのはなしもきける。
タモリさんをはじめ、大西さん、こぶ平さんなど、
ながねんジャズにひたってきた ひとのあついおしゃべりがすばらしい。
ジャズは、あまりにも森がふかくひろいので、
どこからきいていいのか 初心者にはわからない。
わたしはクラシック音楽に「のだめ」からはいったくちなので、
ジャズに関しては、「タモリのジャズ・スタジオ」を参考にしようか。
音だけでなく、映像があると、こういうときにすごくたすかる。
2021年10月04日
ブログを10年つづけたものの
いちにちもやすまずブログをかこうと
この10年間、まいにち記事をかいてきた。
先月の9月4日がその10年目で、さいわい病気もケガもせず、
精神的にもひとまず安定した期間をすごし、
なんとかぶじにゴールしたことをよろこんでいる。
ゴールしたあと、ブログをどうするのか、自分でもきめかねていた。
10年つづけた日課をはなれるのがさみしくて、
いつまでもかきつづけるのでは、とおもっていたのに、
そんなにかきたいという気がわいてこない。
まだくぎりをつけてから1ヶ月なのだから、
そのうちかきたくなるだろうと、
いまはむりしてかかないことにしている。
ブログをかかないと、時間のやりくりがすごくらくだ。
のみ会があっても、記事をどうするか、
なんてかんがえなくていいし、
夜の自由時間もまえより1時間ちかくながくなった。
なによりも、かかないことをぜんぜんさみしいとおもわない。
意外とおわかれはあっさりしたものだった。
ブログを10年つづけた記念に、MacBook Airをかった。
せっかくの Airなのに、ブログをかかなければ、
パソコンをあまりつかわないのがわかった。
オーヘンリーの短編みたいに、すれちがいのかいものとなり、
せっかくのごほうびが からふりになったのは残念だ。
ブログを10年つづけたのは、いい経験だったとおもう。
10年つづけたのだから、その気になったら
いくらでも記事はかけるだろう。
ブログをかきはじめてしばらくすると、
10年つづけることが目標となり、
たいして内容のない記事がおおかったから、
ほかのひとにとれば、なんじゃらほいのブログでしかない。
おわってみれば、あーおもしろかった、
という気のながいあそびだった。
この10年間、まいにち記事をかいてきた。
先月の9月4日がその10年目で、さいわい病気もケガもせず、
精神的にもひとまず安定した期間をすごし、
なんとかぶじにゴールしたことをよろこんでいる。
ゴールしたあと、ブログをどうするのか、自分でもきめかねていた。
10年つづけた日課をはなれるのがさみしくて、
いつまでもかきつづけるのでは、とおもっていたのに、
そんなにかきたいという気がわいてこない。
まだくぎりをつけてから1ヶ月なのだから、
そのうちかきたくなるだろうと、
いまはむりしてかかないことにしている。
ブログをかかないと、時間のやりくりがすごくらくだ。
のみ会があっても、記事をどうするか、
なんてかんがえなくていいし、
夜の自由時間もまえより1時間ちかくながくなった。
なによりも、かかないことをぜんぜんさみしいとおもわない。
意外とおわかれはあっさりしたものだった。
ブログを10年つづけた記念に、MacBook Airをかった。
せっかくの Airなのに、ブログをかかなければ、
パソコンをあまりつかわないのがわかった。
オーヘンリーの短編みたいに、すれちがいのかいものとなり、
せっかくのごほうびが からふりになったのは残念だ。
ブログを10年つづけたのは、いい経験だったとおもう。
10年つづけたのだから、その気になったら
いくらでも記事はかけるだろう。
ブログをかきはじめてしばらくすると、
10年つづけることが目標となり、
たいして内容のない記事がおおかったから、
ほかのひとにとれば、なんじゃらほいのブログでしかない。
おわってみれば、あーおもしろかった、
という気のながいあそびだった。