ユーチューブで「タモリのジャズスタジオ」をみる。
1995年に4夜だけ放送されたという番組らしい。
タモリさんと大西順子さんが司会で、
第1回は林家こぶ平さんと景山民生さんが登場する
(あとから糸井重里さんも)。
https://www.youtube.com/watch?v=oZxsZ3N-TPs&list=PLONSE0BdfqeLcsh2_vwcwYFpSv6lrffMW
ジャズというとむつかしい世界におもえるけど、
4人のおしゃべりをきいていると、俗なはなしもおおく、
安心して番組をたのしめる。
たとえば。景山さんが学生のころ、
ダンスパーティーで演奏すると、1人2500円の入場料で、
けっこうなおこづかいかせぎになったという。
タモリさんは司会と演奏をあわせ5000円もらえ、
それをひと夏つづけると、
つかい道にこまるぐらいお金がたまったそうだ。
いまのジャズミュージシャンよりいいんじゃないですか、
と大西さんがいう。
ジャズミュージシャンは、たとえばライブハウスの場合、
きたお客さんの数でギャラがきまるといい
(寄席といっしょ、とこぶ平さんがいう)、
ひとがはいらないと数百円なんてこともあるらしい。
こんな、お金のはなしをさらっときける番組はめずらしい。
俗なはなしだけではもちろんなく、
セロニアスモンクのすごいことは、とタモリが大西さんにたずねると、
「異常にスイングしてますね」「ムダがないですね」と
プロの視点からのはなしもきける。
タモリさんをはじめ、大西さん、こぶ平さんなど、
ながねんジャズにひたってきた ひとのあついおしゃべりがすばらしい。
ジャズは、あまりにも森がふかくひろいので、
どこからきいていいのか 初心者にはわからない。
わたしはクラシック音楽に「のだめ」からはいったくちなので、
ジャズに関しては、「タモリのジャズ・スタジオ」を参考にしようか。
音だけでなく、映像があると、こういうときにすごくたすかる。