2022年02月23日

「すごいですねー」といわない

ラジオ番組をきいていると、
だれか有名なひとをゲストにまねいたとき、
そのひとの業績や、わかいころのふるまい、
練習法などをたずねるという、
インタビューというか、はなしをきく場面がよくある。
あいては一流の仕事をしてきたひとなので、
きく側は、どうしても
「すごいですねー」を連発するインタビューとなる。
たしかにすごいし、「すごい」としかいいようがない
すごいはなしもあるけど、
あいてにたいし「すごい!」と
一方的にもちあげてしまっては、
その会話のちから関係は、どうしても
質問をうける側になってしまう。
感心してしまっては、ただそれだけにおわり、
そのさきへいけないのではないか。
「すごい」とあたまから感心してしまうのではなく、
「すごい」はむしろ封印して、
たいらな関係でおしゃべりしたほうがいい。
ただ「すごい」ですますのではなく、
いかにあいての「すごさ」をひきだすかが、
きかれる側にはとわれている。

posted by カルピス at 20:43 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月09日

「濃厚接触者」というくくりでは対応できない

わたしの職場である介護事業所の利用者が、
コロナウィルス陰性の判定をうける。
わたしもはじめ濃厚接触者といわれたが、
保健所の判断では 濃厚接触にあたらない、
ということになり、自宅での待機はまぬがれた。
それでも関係する職員は全員PCR検査をうけ、
あすの結果がでるまで事業所は閉所となる。
おやすみは、先週につづき2どめであり、
計4日間のやすみは サービスうりあげとしてもいたい。

これまでの新型コロナウイルスより
はるかに感染力のつよいオミクロン株は、
島根県でも新規感染者数が高どまりしている。
まいにち100人ちかくの感染が発表され、
そうなると、濃厚接触者もとうぜんその数倍の数でてくる。
濃厚接触者とかかわったからといって、検査や自宅待機していては、
そのたびに事業所での活動をとりやめなければならない。
もう、濃厚接触者、というとらえ方、くくりでは、
コロナウィルス感染に、対応できない状況になっている。
インフルエンザでは、濃厚接触という概念がなく、
感染者だけが自宅待機の対象だ。
オミクロン株も、陽性反応がでた場合だけに対応をかぎり、
たとえ濃厚接触者であっても、それまでとおなじようにすごせるよう
社会的なとりあつかいをかえたほうがいい。

posted by カルピス at 20:29 | Comment(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月08日

圧迫骨折で母が入院する

同居している90歳の母が、圧迫骨折で入院した。
まえから骨粗しょう症といわれ、月にいちど、
カルシウムの注射をしていたのに、骨折はふせげなかった。
からだにあわせたコルセットをつくってもらい、
ずっとそれをつけたまますごす。
さいわい3週間もしないうちに退院できたけど、
圧迫骨折をおこすまえはできていたこと、
洗濯や食器あらいはいまのところわたしがかわりにやっている。
こんなふうに、このさきだんだんと
できなくなることがふえていくのだろう。

わたしは死ぬまでなんでも自分でできるつもりでいるけど、
ふつうにかんがえて、そんなことはありえない。
どこかの段階で、がっくりちからをおとすか、
母のように じわじわとひとのたすけが必要になるのだろう。
ひとりぐらしのひとは、ヘルパーさんのお世話になればいい、
とかるくかんがえていたけど、ひとの手をかりても
いまとおなじ生活がたもてるわけではなさそうだ。
歳をとれば、ものごとのとらえかたを現実にあわせ修正し、
できることをありがたがってくらせるようになるだろうか。
そうとおくない将来、母は本格的に介護が必要となり、
食事や排泄もひとりではできなくなるだろう。
わたしの生活も、それにともなってかわらざるをえない。
親の介護とむきあう生活から、目をそらせなくなった。

posted by カルピス at 21:25 | Comment(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする