2022年05月29日

自転車の季節。だけど、おしりと腰がいたい

自転車にのるのがたのしい季節なので、
4月から週にいちど、2時間ほどのサイクリングにでかけている。
NHK-BSの『チャリダー』がすきで、
なかでも猪野さんの坂バカ企画をたのしみにしているけど、
自分で坂をせめるほどのガッツはない。
できるだけたいらなコースをたどる ヘタレのチャリダーだ。
1時間ほど自転車をこぐと、おしりと腰がいたくなってくる。
自転車にのりなれないせいだとおもっていたけど、
しょっちゅうとまってやすんでいては距離がのびない。

まず、インナーショーツをためしてみた。
短パンに、うすいパットがついているもので、
これをはいたうえに ふつうの長ズボンをはく。
わるくはないけど、パットがうすく、
じゅうぶんにはおしりをまもってくれないようだ。
つぎに、サドルカバーをためしてみた。
クッションのきいたカバーをサドルにつけるので、
おしりのいたみがなくなりそうなものだけど、
サドルにぴったりとりつけられず、なんだかこぎにくい。
あまりこれにたよることはなさそうだ。
3つめに手をだしたのはサイクルパンツだ。
ロードレーサーにのっているひとたちが、
よくはいているぴっちりしたズボン(かったのは短パン)だ。
これをはくと、いかにも自転車のりっぽくみえる。
下着をつけずにはくので、本格派のライダーになって気がする。
インナーショーツとちがい、しっかりしたパットがついており、
これなら、おしりのいたみになやまされない。

ただ、おしりのいたみはなんとかなっても、
腰のいたみのほうは、あいかわらず1時間でやってくる。
1時間でストレッチをいれるけど、そのあとは、
だんだんやすみの間隔が短くなり、
ヘロヘロになって家にたどりつく。
からだが自転車になれていないのか、
からだに自転車があってないのか、よくわからない。
こんなもんだと わりきってつづけるしかないのかもしれない。

グローブとヘルメットをつけ、サイクルパンツをはき、
自分でもスピードにのっている気がしてはしっていたら、
通学用のヘルメットをかぶった女子中学生が、
かるがるとわたしをおいぬいていった。
通学用のママチャリって、なかなかあなどれないというのが、
シクロクロスにのるおじさんライダーの感想だ。

posted by カルピス at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月21日

「オトナになった女子たちへ」(伊藤理沙さん)がだいすき

金曜日の朝日新聞に、隔週で連載されている
「オトナになった女子たちへ」(伊藤理沙)がだいすきだ。
こんかいは、伊藤さんの配偶者である「ヨシダサン」が、
家での食事をぜんぶつくってくれる、というはなし。
伊藤さんの昼ごはんや、むすめさんのお弁当も、
ぜんぶヨシダサンがつくる。伊藤さんはなにもしなくていい。
らくちんでたすかるのだけど、これがもしかして
ヨシダサンの罠だったら、と伊藤さんはひそかにおそれている。
年齢がうえのヨシダサンが、伊藤さんよりさきにいってしまうと、
のこされた伊藤さんは料理ができない残念な老人でしかなく、
ひとりさみしくたれじぬのではないか、という予感。
そして、心配しながらも、あえて「罠」にはまってゆく伊藤さん。
奥さん死んだらたいへんなめにあう夫」は、わたしだ。

3月でわたしの配偶者が退職し、家にいる日がおおくなった。
これまでは、夕ごはんの2/3をわたしがつくってきたけど、
4月から週にいちどくらいにへってしまった。
トレーニングがはかどるし、楽でいいのだけど、
料理をしないと、こんなにもカンがにぶるのかとおどろいている。
かいものにいっても こんだてをおもいつかないし、
料理をはじめても、スムーズなながれができない。
いちど身についたスキルは、一生ものだ、とおもっていたけど、
料理については、かんたんに、そして急速にサビつくのがわかった。
わすれないていど、日常的に料理にかかわるほうが自分のためだ。
 本日の弁当は「鶏そぼろ弁当」だ。そぼろ弁当の日は、そぼろが余るということで、わたしの分の弁当を作ってくれる。なんつー甘い罠だ。それを我慢できずに朝、食べちゃったわたし。昼、どーするんだ。家庭内早弁だ。子供か。低年齢化もすすんでいる。うまかった。このようにやさしく日々能力を奪われている。

posted by カルピス at 20:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 伊藤理佐 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月12日

親不知歯その後

親不知歯をぬいたはなしのつづき。
親不知歯をぬくまえと、ぬいたあとでは、
ちがうひとになっているのではないか。
このとしになると、なかなかできない初体験であるし、
イニシエーションとして、精神的なつよい影響をのこすのでは。
抜歯をおそれずに、無事のりきったことで、
わたしは皮いちまいむけて、おとなになれたような気がする。
達成感というか、ほっとひと安心というか、
いまのわたしは、抜歯まえとくらべ、
ひと味ちがうたかみへとうまれかわった。

抜歯した夜はお酒をのまないように、という病院からの注意事項は、
お酒がよわいのに、毎晩かかさずのむわたしにとって、
かなりわずらわしいまもりごとだ。
お酒をのんで、はれや出血がひどくなるのはいやだけど、
たったひとばんのお酒を我慢できないのもシャクなので、
ノンアルコール飲料にたより、お酒ぬきのひとばんをすごした。
抜歯にたちむかったおとなのわたしは、
たかだかひとばんの禁酒くらいに、まけるわけにいかないから。
いつもやっていることをとめられるのは、たったひとばんなのに、
こんなにも不自由をかんじるとはおもわなかった。
平凡な日常生活がいかにありがたいかを、抜歯からおしえられる。

さいわい、抜歯からひとばんあけても、
はれやいたみはなく、ふつうに仕事ができた。
今夜は、きのうできなかった「おめでとう」の乾杯をする。

posted by カルピス at 21:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月11日

親不知歯をぬく

右上の親不知歯をぬく。
この歯がとなりの奥歯にわるい影響をあたえているので、
ぬいたほうがいいと、何年もまえからいわれてきた。
何ヶ月にいちどくらいのわりで、歯茎がはれて
ごはんがたべにくくなるのも、親不知歯のせいだという。
親不知歯に歯石がたまり、それが毒素をだしているらしい。
親不知歯があると、となりの治療ができず、
やがてその歯もぬかなくてはならなくなる、とも。
でも、大工さんの道具みたいな器具がならんだ、とか
担当医の手におえなくなって大学病院へタクシーでいかされた、とか、
こわいはなしをあちこちでみかけるので、
ぬくのはできるだけさけようとしてきた。
https://dailyportalz.jp/kiji/talk-about-wisdom-teeth

結論からいえば、ぜんぜんいたくなかった。
親不知歯をぬくのはものすごくいたいとおもいこんでいたのに、
麻酔をかけ、ほんの数分ちからをくわえられたら
「ぬけました」とあっけなくお医者さんがいう。
すこし歯のそうじをされたあと、
化膿どめといたみどめの薬をのまされ、それでおわり。
ものすごくお金がかかるかと心配していたけど、
治療費は3320円だった。

歯茎から出血しないよう、今夜は血行がよくなるようなこと、
お酒をのんだりはげしい運動はやめてください、といわれる。
親不知歯をぬいたおいわいに、乾杯したいけど、
ひとばんの酒を我慢できないようではなさけないので、
依存症でないあかしとして、今夜はなんとか酒なしでのりきろう。
ただ、2年4ヶ月間、いちにちもやすまずつづけている
「みんなで筋肉体操」をとぎれさすのは残念なので、
よくないとしりつつ うでたてふせとスクワットにとりくもうとおもう。

posted by カルピス at 21:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月05日

「伝説のコンサート〜RCサクセション」

NHK-BSプレミアムで「伝説のコンサート〜RCサクセション」をみる。
1983年に、渋谷公会堂でおこなわれたものだ。
これをかいていてようやくおもいだしたけど、
清志郎の命日、5月2日にあわせた企画なのに気づく。

メンバーの紹介なしに、コンサートは
「ドカドカうるさいR&Rバンド」からはじまった。
「サマーツアー」につづき、3曲目が「雨上がりの夜空に」。
いちばんさいごにうたわれることのおおかった、
RCの代表作ともいえる「雨上がりの夜空に」が3番目は意外だ。
あまりにも有名になりすぎてしまい、
清志郎は、あんまりこの曲にたよりたくなかったのかもしれない。
清志郎がうたう歌詞はいつものようにめちゃくちゃで、
でも、まわりがじょうずにあわせてくれる。

わたしが清志郎の曲ですきなのは、ほとんどがRC時代のものだ。
このコンサートでうたわれるものがただもうなつかしい。
ただ、清志郎はRCを休止してからだんだんと政治色をつよめていく。
わたしのこころには、あまりひびかなかったけど、
清志郎はそれらの曲をうたわざるをえなかったのだろう。
清志郎がなくなって、もう13年がたった。
世界はますますひどいことになっている。
「おまえはどーなんだい?」と清志郎ならいうのではないか。

posted by カルピス at 18:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月01日

「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 本屋大賞」

「web本の雑誌」に、
「本屋大賞ができるまで」が連載されている。
https://www.webdoku.jp/column/sugie/2022/04/14/052723.html
「本屋大賞」の創設にかかわった杉江さん(「本の雑誌」社員)が、
18年まえをふりかえり、賞をつくったいきさつをふりかえるものだ。
わたしは「本屋大賞」とあまり相性がよくなく、
1位になったものでおもしろかったのは、
『博士の愛した数式』(小川洋子)と
『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)しかない。
ノミネートされたほかの作品のほうが、
おもしろくよめた年がおおい。
1位との相性のわるさに気づいてからは、
話題になっていてもあえて手をださなくなった。

とはいえ、連載ちゅうの「本屋大賞ができるまで」をよむと、
本をうりたいという、関係者たちのあついおもいがつたわってくる。
あたらしいことをはじめるとき特有の高揚感にあふれている。
高頭さんがすくっと席を立ち、ホワイトボードに歩み寄る。
「私たち書店員は、本を読むプロではないから「おもしろい」と評価することはできません。その代わり、私たちは本を売るプロです。だから、ここは...と言って、「おもしろい」を消して、「売りたい」と書き換えた。


posted by カルピス at 20:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする