自転車にのるのがたのしい季節なので、
4月から週にいちど、2時間ほどのサイクリングにでかけている。
NHK-BSの『チャリダー』がすきで、
なかでも猪野さんの坂バカ企画をたのしみにしているけど、
自分で坂をせめるほどのガッツはない。
できるだけたいらなコースをたどる ヘタレのチャリダーだ。
1時間ほど自転車をこぐと、おしりと腰がいたくなってくる。
自転車にのりなれないせいだとおもっていたけど、
しょっちゅうとまってやすんでいては距離がのびない。
まず、インナーショーツをためしてみた。
短パンに、うすいパットがついているもので、
これをはいたうえに ふつうの長ズボンをはく。
わるくはないけど、パットがうすく、
じゅうぶんにはおしりをまもってくれないようだ。
つぎに、サドルカバーをためしてみた。
クッションのきいたカバーをサドルにつけるので、
おしりのいたみがなくなりそうなものだけど、
サドルにぴったりとりつけられず、なんだかこぎにくい。
あまりこれにたよることはなさそうだ。
3つめに手をだしたのはサイクルパンツだ。
ロードレーサーにのっているひとたちが、
よくはいているぴっちりしたズボン(かったのは短パン)だ。
これをはくと、いかにも自転車のりっぽくみえる。
下着をつけずにはくので、本格派のライダーになって気がする。
インナーショーツとちがい、しっかりしたパットがついており、
これなら、おしりのいたみになやまされない。
ただ、おしりのいたみはなんとかなっても、
腰のいたみのほうは、あいかわらず1時間でやってくる。
1時間でストレッチをいれるけど、そのあとは、
だんだんやすみの間隔が短くなり、
ヘロヘロになって家にたどりつく。
からだが自転車になれていないのか、
からだに自転車があってないのか、よくわからない。
こんなもんだと わりきってつづけるしかないのかもしれない。
グローブとヘルメットをつけ、サイクルパンツをはき、
自分でもスピードにのっている気がしてはしっていたら、
通学用のヘルメットをかぶった女子中学生が、
かるがるとわたしをおいぬいていった。
通学用のママチャリって、なかなかあなどれないというのが、
シクロクロスにのるおじさんライダーの感想だ。