2024年06月23日

新潮社は奥づけを西暦表示に

『ガラスの街』(ポール=オースター・柴田元幸:訳)をよみおえる。
「よんだ」記録として、Scraobox(現Cosense)に奥づけをかきこむ。
奥づけをかきうつすようになったのは、
梅棹忠夫さんの『知的生産の技術』におしえられた習慣だ。
梅棹さんは、本をよみおえると、
「著者名、署名、発行年月、出版社、ページ数などを型どおりに記入」
されている。
かきこむのは、もちろん京大型カードをつかわれている。
発行年月や出版社は、最終ページの奥づけをみればいい。
一冊の本をぜんぶよみおえ、奥づけをかきうつすのは、
ひとつの仕事をおえたようで、ささやかな快感がある。

『ガラスの街』は新潮社から出版されており、
問題は、新潮社が、なぜか発行年月に元号をつかっている点にある。
わたしがよんだ『ガラスの街』は、
平成二十五年九月一日発行
令和四年十一月十五日七刷
とある。
年号のままでは、ほかの本の記録と情報がそろわないので、
早見表を参考に、平成と令和の年月を、
それぞれ西暦になおさなければならない。
まったくよけいなひと手間だ。
昭和・平成・令和と、3つの年号をまたぐ本だってあるだろうに、
西暦をつかわないことで、いったいどんなメリットがあるのだろう。

posted by カルピス at 09:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする