かんがえてみればあたりまえだ。
自分たちらしいサッカーをいつものメンバーでめざすよりも、
予選をとおして層のうすさが歴然としたチームを
これからどう機能させていくのかのほうがずっと大切だ。
結局中国との最終戦はこれまでのサブメンバーが主体となり、
7人がいれかわってピッチにたった。
試合は後半15分に田中のあげた1点が決勝点となり、
相手の精度のひくさにもたすけられて
1−0で日本がかつことができた。
試合内容よりも試合後の選手たちの表情が印象にのこる。
得点をいれた田中はすこしもうれしそうではなく、
インタビューでも「全然だめでした」をくりかえす。
FWで起用された、後半32分まではしりまわった高瀬は、
ピッチからひきあげるときになきじゃくっていた。
自分のプレイへのくやしさからだ。
宮間はインタビューで
「わかい選手たちが一生懸命やってくれたので、
安心してみていることができた」
と今日の主役のサブメンバーたちをたたえている。
まだまだのびしろがありそうで、
なかなかボールがつながらない試合内容よりも
好感のもてる試合後の選手たちの表情だった。
けっきょく予選を4勝1分でおえたことになり、
なによりも、重圧のなかぶじに
オリンピックへの切符を手にいれることができた。
おつかれさまでした。そしておめでとう。
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