ホーチミンゆきのバス(のむかえ)をまつ。
まっていて、正直くるような気がしなかった。
深夜のことだし、ホテルのひとの確認もいいかげんそうだったし。
でも、ちゃんと11時50分にむかえのバンがきた。
「89ホテル」のあとも1カ所べつのホテルをまわり、
12時すぎにバスにのりこむ。
バスのシートは、はじめから腰のところでおれていた。
いかにも中国的な発想のデザインだとおもう。
機能的につめこみやすいだろうが、
いごこちはよくない。
自分の席によこたわると、
冷房がすごくきいていて、
モンベルのシャツとうすいフリースをきてもさむい。
顔のまえにつめたい風がふきだしてくるので、
シェムリアップでかったレインコートをかぶって顔をガードする。
6時に目がさめたときには背中に汗をかいていた。
冷房がよわめられたみたいだ。
でもまあカゼをひかなくてよかった。
6時すぎにプノンペンにつく。
ここでバスをのりかえることになる。
8時半までまたなければならなかった。
ちょうどうりにきた揚げパンを2つ(500リエル)たべたし、
チケット売り場のとなりにあるカフェで
紅茶とフルーツサラダ(4.2ドル)をたべれたので
たいくつせずに2時間半をすごすことができた。
とくに、カフェの雰囲気がとてもよくて、
できたら夜にお酒をのみにきたいようなところだった。
プノンペンの町は、まるでまえに旅行した中国のようだ。
殺伐とした雰囲気がする。ゴミもたくさんおちている。
ひとあたりは、中国とは全然ちがって気もちいいけど。
とちゅうわたし船でおおきな川をわたる。
ベトナム語の表示がみえだしたので、
川むこうはベトナムかとおもったらちがっていた。
となりの席にすわった日本人旅行者とはなしをする。
いまはアメリカではたらいといて、
12年ぶりの海外旅行なのだそうだ。
そのひととはなしていて、
こんどの旅行でもった印象をいくつか修正することができた。
シェムリアップのひとは安全運転かとおもっていたら、
その旅行者がのったトゥクトゥクは
4人をのせてひっくりかえったのだそうだ。
あぶなくおおけがになるところだ。
ブレーキをふなまにで対向車につっこんだそうだ。
カンボジアのひとはうどんをあまりたべない、
とおもっていたのも、
そのひとは食堂でよくたべたというので、
わたしの注文のしかたがわるかったみたいだ。
道路の両側が一面水びたしの道をはしる。不思議な光景だ。
なかなか国境につかない。
12時に休憩になり、そこの店でうどんをたべた。
カンボジアでのさいごの食事はうどんだった。
その店をでてじきに国境になる。
カンボジア側は指紋をとるだけですぐにおわる。
荷物のチェックもない。
ベトナム側では、ながい列にならばされて、
どうなるかとおもったら、
あらかじめあつめられたパスポートに
バス会社のひとがスタンプをおしてもらっており、
それをもつとフリーパスでとおれた。
荷物のチェックも機械によるものですぐにおわった。
それでも国境をこえるのになんやかやで1時間かかっている。
3時半にホーチミンにつく。
予約していたホテルがある
「ファングーラオ通り」でバスがとまったので、
あるいて「Seventy Hotel」にいくことができた。
シェムリアップの89ホテルとはちがって
すごくとざされたかんじの部屋だ。
その分しずかでいいけど、圧迫感をうける。
89ホテルがなつかしい。
100ドルをドンに両替する。
200万5000ドンというすごい額になった。
部屋でシャワーをあび、
インターネットの接続を確認してから
(なかなかうまくいかなかった)町にでる。
まずカフェで333ビールを注文し
(『地雷を踏んだらサヨウナラ』の
映画にでていたので、ぜひのみたかった)、
とおりをながめながらのむ。

そのあと「ファングーラオ通り」をあるき、
屋台でフォーを注文する。
すごくおいしかった。
かえりに水と333ビールと水をかい、
ついでにサンドイッチも注文した。
ハムやらなんやらはいっていて、
シェムリアップでたべたものよりずっとおいしい。
パクチーもはいっている。
今夜はまだ7時とはやいので、
この日記をかいたてひといきついたら
また町にでてビール以外の酒をのもうとおもう。
ホーチミンにはそんな雰囲気がある。
ミトーひがえり旅行210,000ドン
333ビール(カフェ)20,000ドン
フォー25,000ドン
333ビール2本(小売店)30,000ドン
水2本(コンビニ)6000ドン
サンドイッチ12.000ドンほ
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