ホーチミンからちかいリゾート地、ムネイにいくことにする。
8時にホーチミンを出発し、5時間ほどでついた。
とちゅう2時間ほどはとぎれることなく町がつづく。
日本企業のおおきな工場もある。
高速道路ではなく、ずっと一般道をとおったので、
ベトナムの活気を肌でかんじることができた。
1時すぎにムネイの「マイアムゲストハウス」につく。
「ゲストハウス」といっても、
わりとちゃんとしたリゾートホテルだ。
海に面しており、ロケーションとしてはもうしぶんないけど、
きょうは天気がわるく、風もつよくて、
とてもおよぎたくなるような状況ではない。
ジーブでちかくの名所をまわるクルージングも
このツアーにははいっていたけど、
ホテルでゆっくりしてたかったのでことわった。
旅行会社側としては「いかない」という客にたいして
「わかりました」と簡単にいうことはできないようで、
こまった顔をして代案をだしてくる。
あすの朝8時からクルージングに参加することになった。
昼ご飯にたべたヌードルスープはインスタント麺だったし、
部屋の電気がつかないのできいてみると
「たぶん5時くらいから」といわれたする。
どうなるかとおもったけど、
ひるまはたしかに電気は必要ないので
外にいすにすわってビールをのみながら本をよむ。
海からの風がつよく、さむいくらいだ。
みわたしてみると、おちついたいいホテルだ。
ホテルの職員はこまごまとはたらいてるし、
ゆったりとした敷地にたくさんの木や花がはえている。
そしてなによりしずかだ。波の音しかしない。
いかにもバカンスにきた、という気分になれる。
電気がつかえるようになると、
温水シャワーはちゃんとでるし、
部屋の蛍光灯はあかるくて、読書灯までついてるし、
インターネットもちゃんとつながる(free Wi-Fi)。
だんだん気にいってきた。
『警察署長』(スチュアート=ウッズ・ハヤカワ文庫)をよみだす。
椎名誠さんがロシアを旅行したときに、
ながい停滞のたいくつな時間に
この本のぶあつさがとてもありがたかった、
とかいていた本だ。
まえからよもうとおもっていて、
こういう機会をまっていたのだ。
あかるい読書灯があるので、今夜は読書がたのしめそうだ。
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