ずいぶんまえから評判はきいていた。
これをかくまえに、なにかの参考にと、
高野秀行さんのブログをのぞいてみたら、
べたぼめで絶讃にちかい。
いちいち引用するより
そっちをよんでもらったほうがよさそうなので
リンクをはっておく。
とにかくツチ族をみなごろしにしなければならないという
フツ族の狂気は、わたしの感情からあまりにも異質だ。
しかしこの虐殺がおきたのは事実であり、
数ヶ月のあいだに何十万のルワンダ人が同国人にころされた。
それをわたしは正確にしろうとせずに
目をそむける、というよりも無関心でいた。
「無知は罪」ということが頭にうかぶ。
映画のなかでどんどんエスカレートしていく暴力をみながら、
ルワンダでの虐殺に無関心でいたことがうしろめたかった。
それにしても、なぜこんな虐殺がおきるのか。
なぜ民族紛争はなくならないのだろう。
世界各地でおきている虐殺は
民族間の対立であることがおおい。
暴力が人類の普遍的な特性であるわけがない。
経済的な格差でも説明はつかない。
とにかくにくくてたまらなくなってしまう感情は
脳のどこがつかさどっているのだろう。
この作品のまえでは神経質すぎる感想だけど、
ルワンダ人が全員英語をはなしているのが気になった。
これは映画であり、
映画はおおくのひとがみやすいように
いろいろな工夫がされる。
とはいえ、
ルワンダ人同士や、
ましてや家族ではなすときにも英語をつかわれると
いくら映画とはいえ「それはないよなー」
という気になってしまった。
もっとも、ウィキペディアによると
「公用語はルワンダ語、フランス語、英語である。
伝統的にフランス語圏であるが、
フランスとの関係悪化以降、
2008年には公用語に英語が追加され、
2009年にはイギリス連邦に加盟した。
教育言語もフランス語から英語へ変わり、
政府要人にも英語を学ぶように要求しているなど、
フランス語圏から英語圏への脱却を図っている」
とあるので
英語がよくつかわれていることは事実のようだ。
スポンサードリンク