日記をしらべてみると、
3年ぶりにねこんだことになる。
38℃とたいした熱ではなく、
食欲もあったので、
病院へはゆかず家でおとなしくしている。
おかゆやウドンをつくってたべたり、
いつもはかかさない寝酒をのまずに
ふとんにはいったりと、
ときどき体調をくずしてやすむのも、
からだのためにはわるいことではない気がする。
枕もとによみかけの本をならべて
気のむくままにペラペラめくる。
熱のせいか、
まったりと不思議な時間をすごすことができる。
ネコたちも心配して(暖をもとめてか)、
2匹ともふとんにはいってくれた夜もある。
これはすごくしあわせな状態かも、
と彼らの気づかいに感謝した。
熱は2日ほどでさがり、
またおなじような生活をはじめる。
しばらくはからだがフワフワして
うごきがあぶなっかしい。
いかにも病みあがりふうで、
それもまたわるくない。
セキをするとかるくタンがからんだりして
風邪のなごりをなつかしむ。
食事をかかすこともなく、
わりとしっかりたべていたのに、
体重をはかると2キロへっていた。
いつ熱をだし、どうバランスをとって
体調をととのえたらいいのか、
からだはすべてを把握している。
体重がへるのもなにかの必然からだろう。
からだのしくみとはたらきにたすけられて、
日常と非日常の、それぞれのありがたさをかんじることができた。
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